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My Merry May with be 感想リンク集

My Merry May with be 感想リンク集です。全部載せるとキリがないので厳選して載せようと思ったら、削った感想のほうが少なかったというオチ。なんでこんなに長文ばっかりなんですか。皆さんマイメリについて考えすぎです。

でも、本当にありがとうございます! 多かれ少なかれすべて参考にさせていただきました。私の感想はこちらです。→それは、最後まで残酷な物語 My Merry May with be ネタバレ感想

PlayStation mk2:My Merry May, My Merry Maybe, My Merry May with be
(with beの松岡由貴さんの絶賛されっぷりが凄い……)

ErogameScape-エロゲー批評空間-:検索結果 My Merry May

2ちゃんねる:-My Merry May- ネタバレ専用mimizunミラー

410のシアワセ☆:My Merry May, My Merry May with be

ADVGAMER:MY MERRY MAY (マイ・メリー・メイ), My Merry Maybe (マイ・メリー・メイビー)

AMBITION&DESIRE:『My Merry Maybe』プレイ日記「最高のリスペクト」, My Merry May with be
(他にも多くのマイメリレビューを書かれていますので、ぜひwith be「関連レビュー」のリンク先もどうぞ)

Chaotics:My Merry May 「包み込むように」, ゲーム+α日記(2002年10月), ゲーム+α日記(2002年11月)

LOVE and PEACE:My Merry May, My Merry Maybe

Miyakoshi's Page:My Merry May with be

Pandemonium:My Merry May, My Merry Maybe

Rainny Kids:My Merry May, My Merry Maybe 7月, 8月, 9月, 10月, Erde ~ネズの樹の下で~

Second-Class TeaRoom:My Merry Maybe

いちろーのお気楽極楽 :My Merry May評価, My Merry Maybe評価

一歩進んで二歩下がる:マイメリ感想

うみのあお、そらのあお:My Merry May & My Merry Maybe 感想

月のない夜の更新ブログ:マイメリ&マイメビ感想

胡蝶の宴:My Merry May, My Merry Maybe

坂の途中:My Merry May with be, My Merry Maybe

戯言邸:戯言日記2006年2月

人類絶滅計画推進委員会:マイ・メリー・メイ, マイ・メリー・メイビー

蒼遠ノ風~ろーとるげーまーの部屋:まいめりさん墜落日記, MyMerryMaybe-墜落日記, 寸評-Dreamcast ま行

たかひろ的研究館:My Merry Maybe

つっとむのネタバレ日記:My Merry May with be

鋼の心:My Merry Maybe

始まりのない過去 終わりのない未来:My Merry May, My Merry Maybe

水色石の雑記帳:My Merry May with be 感想まとめページ
タグ: Qtron MyMerryMay

シナリオって何字なの?

この前、シナリオってどんなもの?を書いていて私凄いことに気づいてしまったのですよ。

マイメリって細かい表情変化がとても作りこまれているじゃないですか。だから時間もかかってて当たり前な気がするんですけど、そうではないらしいんですよね。長井さんいわく、締め切りが二か月だったとか。

「締め切りは再来月」(中略) それでも単純計算でひとり950ページ。
シナリオライターになる方法 その4:シナリオライターズ Qtron


リンク先消えちゃったので長井さんのTwitterからもうひとつ。

原稿量が1600k。ラノベ約8冊分を2人がかりで二ヶ月かかり、その続編が2500k(同12冊分)でずーっと書き続けて四ヶ月。 長井知佳:Twitter

長井さん二か月で950枚。一か月475枚。一般的な脚本家は、30分アニメで一本1万3000字の原稿を月に2、3本書くのが普通だそうなので、月に65枚~97.5枚。(参考:WEBアニメスタイル_COLUMN 第84回, 第86回


マイメリその5倍。


え? これなんかおかしくないですか?


小説家のほうも調べてみる。小説家は年に2冊は出さないと食っていけないそうなので、江戸川乱歩賞くらいの厚さ(350~550枚)の本を2冊出すとすれば、月58枚~92枚。

もっと具体的な作家を出すと、直木賞作家の石田衣良さんが月に300枚。(「ドキュメント“考える”」:NHK

道尾秀介さん年に1700枚として月142枚。(道尾秀介:Twitter

やっぱりどこかおかしくないですか?


ちなみにマイメビの情報もつかんでおります。2chから信濃毎日新聞の孫引き。

この間まで書いていたのは、二人がかりで四百字詰め原稿用紙で五千枚、
四ヶ月かかりました。佳境に入ってくると部活動の合宿みたい(笑)
-My Merry May- ≪Pmfh-00000とんで4≫:2ちゃんねる 492さん

5000枚を2人4か月だから8で割って一人一か月625枚


ちょっと待って。


そりゃー直前に出したErdeは適当になりますわな。
タグ: Qtron MyMerryMay

元Q'tron西川真音 作品リスト

元Q'tron西川真音さん担当作をまとめておきます。青字はメインを務めた作品です。

Memories Off 2nd から零と羊飼いまでの情報は西川さんファンサイト『真実の音』(現在は閉鎖)を参考にさせていただきました。ありがとうございます。

また、Q'tron全体(主に長井知佳さん)の作品リストはこちらです →Q'tron制作実績:シナリオライターズ Qtron

2001
Memories Off 2nd(希) 佐々木智宏(当時Q'tron所属)と共同

2002
My Merry May(レゥ・リース・たえ・みさお)
Erde ~ネズの樹の下で~(ヨーコ・リオウ・エナ) 原案:長井知佳

2003
My Merry Maybe(リース・鏡・穂乃香)

2004
シンフォニック=レイン(全キャラ) 原案:貝阿弥範明

2005
My Merry May with be(追加シナリオはすべて長井知佳担当)
羊の方舟(全キャラ)

2007
To Coda『雨の終わりに』シンフォニック=レイン コミックアンソロジー収録)

2008
零と羊飼い

2009
ウソツキと犬神憑き(彩紀・芙蓉・百夜・犬彦と予想)
カラーフェード工画堂オムニショップで取扱)

2010
白銀のカルと蒼空の女王(ミルスキ)

2012
リトルウィッチ パルフェ 黒猫魔法店物語


データについて補足。『真実の音』さんのデータを完全に使わせていただいているのは、『Erde ~ネズの樹の下で~』『My Merry Maybe』『シンフォニック=レイン』です。西川さん本人にうかがわないとわからない情報がたくさん載せられていたサイトだったので、おそらく間違いないと思います。(写真まであった)

ほかの作品のデータについては
Memories Off 2nd・羊の方舟→本編エンディング
My Merry May→『My Merry May ビジュアルファンブック』 p49
ウソツキと犬神憑き→工画堂Twitter
白銀のカルと蒼空の女王→オフィシャルブログ
を参考にしました。

文句なしおすすめ。
My Merry May with be
シンフォニック=レイン

西川ファンなら。
Memories Off 2nd
Erde ~ネズの樹の下で~(マイメリファンはエナを強く推奨)
羊の方舟
零と羊飼い

雰囲気が気に入れば。
ウソツキと犬神憑き(サブストーリーが割と西川さんっぽい)

王道が見たい!
白銀のカルと蒼空の女王

To Coda・カラーフェードは未読です。

西川信者の私が好きな順は
My Merry Maybe>S=R>My Merry May>Memories Off 2nd>Erde≧羊の方舟(零と羊飼い)>ウソツキと犬神憑き>白銀のカル

ですね。西川分を評価せずに純粋にストーリーで評価するならウソツキとカルがメモオフとちょっと上か同等くらいです。ここ2作は西川分が薄くてちょっと不満。でも一般的に受けるのは絶対こっちだろうから、しょうがないか。

ところで西川ファンって全国に何人いるのだろうか。西川さんの作品全部プレイしてます! って方ネットで探しても見たことないんだけど。そもそもErdeとかプレイ人口が何人いるか……。マイメリ~S=R時代は結構ファンがいたと思うんだけどなぁ。

羊の方舟(零と羊飼い)の感想もそのうちいつか軽く書きます。白銀のカルは……普通すぎて書くことありません。ストーリー目当てで定価購入はちょっと薦められないかな。絵はすばらしいです。あれ、中古2000円切ってる。2000円なら元は取れますよ。
タグ: Qtron MyMerryMay

シナリオってどんなもの?

シナリオは誰のもの?の続きといえば続き。「脚本」についてもう少しいきます。そもそもキャクホンって何? 小説とどう違うの? というお話。

まず、シナリオについて書かれたすばらしいサイトを紹介します。

1-1)シナリオが書かれる二、三の理由:アマによるアマのためのシナリオ講座

こちらをご覧いただくだけでも完成作品から脚本評価するのなんて不可能ということがわかると思うのですが(正直ここで終わりたいです)。

こちらで書かれている通り、脚本にはポイントがあります。それは、脚本は視聴者が直接お目にかかるものではなく、あくまで制作者の参考とするものということ。つまり

「やり過ぎない」「適度な処で止める」「でも演出や作画やその他作業工程における他のクリエイターさん達に、イメージを喚起させる取っ掛かりとして機能するもの」が求められるという事。
「小説と脚本」の違いと、更に曖昧な「キネティックノベル」@榊一郎:Togetter

解釈が一つに定まりすぎる脚本は演出にとって非常にやりにくい。完成品から完全に逆算できるようなそのような脚本はじつはあまりよろしくないのです。

逆に逆算できなさすぎる脚本もダメです。『アマによるアマのためのシナリオ講座』さんで挙げられている

彼は、実は悲しいと思ったが、表情にはそれを出さなかった。

こういう映像化できない文章は脚本に書いてはいけません。で、その疑惑があるのが小説家の真保さん。楠葉監督が真保さんの脚本を「ト書きが小説的で、うまく映像に起こしにくいんですね」『Quick Japan Vol.88』, p151)と評しているので言い方は悪いですが『アマによるアマのためのシナリオ講座』さんでいう「シナリオと小説の違いがわかってない」のではないですかね。

それで、以前にも引用させていただきましたが、こちらのようなことが起こるわけです。

アニメ画描きとしての訓練を受けてない脚本家の本は、文字で書かれた物として優れてても、画では表現困難だったり、意味のない表現である場合が多々出てくる。その時コンテや原画作業で一部を変えるとその後も連鎖式に変ってくる。
アニメで脚本を評価することのむずかしさ:Togetter

つまり、完成作品から真保さんの脚本を逆算するのは普段のアニメ以上に不可能。よって真保さんを批判するのはお門違い。批判すべきは真保さんを起用したスタッフ、もしくは真保さんのわかりづらい意図を読み切れるような天才ではない楠葉さん。


上でも言われている通り、演出していくうえでストーリーが最初の脚本と大幅に変わってしまうこともめずらしくありません。脚本家の細かい癖さえも、統括する監督や演出家がアニメ全体の雰囲気を統一するために変えてしまう可能性もあります。彼らの方針で脚本家の個性を残すかどうかは変わると思います。

アニメドラの個性は……少なくとも私にはわかりませんね。大野木さんがなんとなく特徴があるようなないような気がするくらい。演出家の個性のほうが強いかと。安藤さんとか。

……安藤さんのぶっとび回って脚本段階であんなのなのか、演出段階になってあーなるのかかなり気になる。

とりあえず脚本段階からだったとしても、貧乏バースデーみたいなぶっとび回が脚本家一人の独断で書けるわけないでしょ。読み会で何度も監督やプロデューサーのチェックが入るんですよ。もっと前の構成段階で入ってると考えたほうが自然。たまにはアニメならではのぶっとび回入れるってことでしょう。この回のときどこかで藤本信行さん批判見たような気がする。藤本さんお気の毒。


「やり過ぎない」脚本のイメージがつかないという方もいらっしゃると思うので、ここで私の大好きな"My Merry May"いきます。マイメリの脚本の何が良いって、声や絵が付くこと前提のスカスカの脚本なんですよ。これはライターが演劇出身なのも関係あるはず。(演劇では脚本と演出を同じ人がやることはめずらしくありませんね)

松岡由貴さんのあれはたぶんライターも予想していなかった奇跡のたまものだろうからこの際置いておくとして(しかし何度でも言う。マイメリシリーズのこのひとの演技はもはや異常)。声のトーンや、あるキャラが話しているときにその「隣」のキャラの表情を変えたりすることで心情を表す。地の文やセリフに頼っていない。

例を挙げます。

Bとばかり仲良くしている主人公にAがひそかに嫉妬するシーンがあるんです。(プレイヤーも二週目じゃないとわからない) 下のような雰囲気の会話が交わされます。

主人公:「喜べA、Bが来てくれるよ」
A:(微笑んで)「……やったー」

この「やったー」のボイスが微妙に棒読みなんですよ。しかも「……」とほんの少し間がある。小説ではもっと文章費やさなくてはいけない、しかもあからさまに書けない難しいところを、ひとことで演出してしまうんですね。

で、そのあとAが主人公と一緒に食事をするイベントがあってAは喜ぶわけですが、そこにBがやってきて3人で食事をすることに。食事中Aは喋らずにしょぼーんとした顔だけが映る、というわけです。

(誤解を招かないように言っておくと、AもBも普通にいい人です)


うーん。文章で説明するの難しいなあ。(そもそも文章で説明できないことだし……) とにかくマイメリは文章を書かずにキャラの心情を読み取らせるのが非常に上手い。

主人公:「ちょっと、外に出ます」
C: (微笑んで)「……わかった」

これだけのやりとりだけで、Cが「さっき帰ったDと話をするために外に出るのね、わかってる」と思っているということがプレイヤーに読み取れる。「間」が上手いので、わざわざ文章に書く必要がない。

マイメリは声優が微妙という批判があるゲームなのですが。声優の木村さんと大前さん、ついでに前田さんもたしかにあまり上手くない。でも、この3人の声オフでやったらマイメリの魅力は半減すると思ってます。(→声が必要な代表シーン:知ってるよ・求めて求めて・くっつかないよ) そう思わせるマイメリは、脚本が優れているとみていいかと。


えーと。ドラ系の方ついてこれているのでしょうか。不安だ。(そもそもマイメリのほうは以前ネタバレ感想で全部書いてるんだけど) ということでアニメドラからも。

「のび太の知らないのび太」(2010/5/28)でおまわりさんがお礼をしに来る直前、ママが怒りに震えているシーン。

ママ「のーびーたー!」
おまわりさん「あのー」
ママ「はい」
ママ「あ、あらーおほほほほごくろうさまでございます」

テキストに起こすとなんてつまらないんでしょうか。「はい」というものすごく高圧的なしゃべりがおまわりさんを委縮させてしまいました。この「はい」という部分は確実にこういう風に話すようにという演技指導が入っているはずです。なぜなら、ここは声が入らないと成り立たないシーンだから。

(どうでもいいことですが、最初ここの文章書くとき、「はい」(←ここ注目)と書こうと思ったのですが、「はい」と太字に強調しました。これも直接書かない演出の一種だなとちょっと思ったり)

原作に沿った、アニメの二次創作なんかを読んで、違和感を持った方はいませんかね。下手な人は心情描写や風景描写がやたら少なくて、会話だけで進んでいくんです。逆シナリオ化してそれを見せているに等しい。(これも、「シナリオと小説の違いがわかってない」人) そういうのってだいたいつまらないじゃないですか。そう、そのまま読んでもあまりおもしろくないのが脚本です。


もうひとつ脚本の重要ポイント。さっきの榊一郎さんより。

脚本は「声優さんの喋り」――実際に声に出して発音するの優先

マイメリのテキストでよく批判される「けれども」ですね。そう、このゲームのキャラたちは話し言葉で普通に「けれども」を使ってきます。普通は「けど」です。「けれども」は上手い声優さんが喋るぶんには気にならないんですが、一部あれな声優さんは……その、ちょっとね。

ほかにはマイメビやっていて「聞いていない」「見ていない」が気になった。どちらかというと「聞いてない」「見てない」のほうが口語的。


最後におまけにもうひとつさらに榊一郎さんより。

デキが良い作品(人気があってメディアミックスの対象になりやすい作品)は、しばしばその媒体での表現に最適化されていたりする

これはバッチリドラえもんに当てはまると思います。私が原作ドラの何を評価しているかというと、ギャグ、あの「間」、無駄のないコマ割り、完璧なセリフ回しです。あれをマンガ以外に移植するのは不可能。ちなみに私はドラのストーリー性をあまり評価してません。

前にも言ったけど、大長編は構成がイマイチ。短編で良くあがる「さようならドラえもん」や「結婚前夜」もそこまで凄いか? と個人的には思ってます。

(というかこれらの作品を評価できるのは、意外と原作ドラをたくさん読んでのび太というキャラをしっかりとつかんでる方しか無いんじゃなかろうか。基本一話完結マンガでそれはいいのか。私の高校時代の先生は、のび太としずかが結婚することすらご存じなかったのですが)

ならアニメ見なくていいじゃんとか言われそうですが、アニメだと原作関係無しでストーリー性を重視して見てます。今度は逆に原作のストーリー性の高い話で、短すぎてできてしまった空白にどんなものを詰め込んでくるのか楽しみなんですよ。自由度の高いアニメオリジナルはもっと楽しみです。

アニメドラスタッフがF先生超えられなくて悩んでるなんて話を聞きますけど、正直F先生なんかにこだわりすぎてほしくないというのが私の本音です。マンガに最適化された原作を真似てアニメを作っても、原作超えられないのなんてわかってます。そんなの最初っから期待してません。それよりも、アニメ独自の世界を大事にしてほしいです。そういう意味で私は原作ドラに縛られない渡辺ドラや寺本ドラが大好きです。


にしてもシナリオについて調べようと思っても高い本しか無いなか、このようなわかりやすいシナリオ講座を無料で公開してくださる方には頭が上がりません。

と思ったら『アマによるアマのためのシナリオ講座』さんご自分で

はっきり言って、僕は基礎知識を得るためだけでも10万円以上はかけました。それを無償で公開してあげるのだから、どんなにがんばっても大赤字の超ド級出血大サービスです。なんて心の広い奴なんだ僕って!(自爆)
第一章:シナリオの基礎知識 -アマによるアマのためのシナリオ講座

と書いていらっしゃる。私の代弁者でした。本当にありがとうございます。自爆なんかじゃありません。


とにかく私が言いたかったのは、脚本と小説は違う。特にアニメの場合、脚本家叩いたって意味無いよってことです。ということでアニメ感想系の皆さんは誤解を生まないために脚本が良いという言葉は使わないほうが無難。直接脚本を見て評価することができる内部の方は、ぜひ情報流して 私はストーリーが良いと評しておきます。これなら問題ない……はず。


参考に。本日の当事者マイメリの脚本担当、Q'tron長井さん執筆の関連記事。音声収録の際のライターの立ち会いについて書かれています。 →シナリオライターと声優~どうしたら仲良くなれる?~:シナリオライターズ Qtron

そういえばオリジナルMaybeのEDに「脚本 長井知佳」「シナリオ 長井知佳 西川真音」ってあったけどどう違うんだろう。長井さんがメインであることを示しているだけで深い意味はないのかもしれないが。with beのMaybeEDはシナリオ表記だけだったし。

この前、『想いのかけら -Close to-』攻略完了しましたが、表情変化が少なすぎて脚本読んでる気分……。(ノベルゲームってみんなこんなものだっけ?) 小雪の表情がもっと豊かならなぁ。同じクールキャラならマイメビの鏡さん最強じゃないか。細かい表情変化が良かったんだよね鏡さん。彼女含めマイメリの表情の豊かさはやっぱり魅力的。

ドラえもん 迷宮お菓子ランド

2010/10/15 わさドラ 迷宮お菓子ランド の感想です。

迷宮お菓子ランド(アニメオリジナル)
脚本 藤本信行/絵コンテ そーとめこういちろう/演出 八鍬新之介/作画監督 岡野慎吾


久々のドラ。ドラ休み中にのんびりマイメリ進めていた私ですが、ドラ関係に生かせそうなものを得た。優れた脚本(ストーリーにあらず)ってマイメリのような作品のことを言うんだろう。ドラでもセリフに頼らない演出にもっと注目してみることにする。今回は池に落ちて、さりげなく口をぬぐう(?)ところでチョコレートに気づくところが良かった。

脚本関係についてはそのうち単独で記事にする……かも? アニメ完成品から脚本を逆算するのは不可能ってことを知ってほしいし。特に劇場版の真保さんの場合。


ご飯食べたあと、ついでに甘いおやつを食べすぎてから録画ドラを見たのは今回に限っては大失敗ある意味大成功だったもよう。もうお菓子なんて見たくない!!! とりあえず甘いものだけじゃなくお茶とおせんべいが必要だと思うんですよ。甘いものばっかりはかなりきつい。しかもあんなに食べたら具合悪くなりそうな予感!

おやつというのは物足りないくらいがちょうどいいんじゃないかと、きょうの私のような状況だからこそ思った。というかケーキの管理棟、わざわざ食べんでもいいじゃない。

ちなみにですね、べっこうあめってかなり体に悪そうですよ。これは一度自分で作ってみるとわかる。ほんとに砂糖ばっかりですから。どのお菓子にもあんなに大量の砂糖が入っていると想像するとあまりお菓子食べたくなくなったりする。

ところで、あそこのお菓子の定義ってなんなんでしょう。とうもろこしはポップコーンにしなくてもゆでればそのままお菓子になりそうな。ん? それはおやつ? gooの『デジタル大辞泉』を引いてみる。

菓子: 食事のほかに食べる嗜好品
おやつ: 一般に間食のこと

……とうもろこしも、ときにはお菓子になりそうな気がします。あとしずかちゃんの大好きなやきいもとか。最近はお店で売っているスナック菓子のようなものがお菓子といわれることが多いと思いますが、ひと昔にお菓子の国を描くと少し違ったものになったかもしれません。


なんか内容に触れてないような気がするけど、今回良かったよ! 敵の動機が適当なのが少し残念なくらいで。お菓子の国というハッピーな世界のはずなのに、妙に無気味な雰囲気が漂っていたのがツボ。あと、高速で空を飛ぶお菓子。お菓子ってそんなにかっこいいものだったっけ。

特にビスケットのティラノサウルスは、レゴブロックというやつですか? これは芸術品である。レゴブロックで検索してみたらこんなのが。
第1回レゴブロック作品コンテスト

す、すごい……。大人の作品が上手いのは当然として、子どもの作品もかなり良い線いってるのばっかり。そういえば『ぼくドラえもん』かなにかにレゴでドラえもんを作った灘の学生さんがいたような……。あれも凄かった。


ロボットクイズ1
演出 鈴木洋介/作画監督・原画 田中薫


新キャラ、ピッポ登場。なんかハリ坊みたいだな。ハリ坊はストーリーに生かせていたかというとかなり微妙だったけど、今回は大丈夫かな? まあ寺本さんだし心配はしてないけど。ミクロスが出てないところを見ると、もしかしたらミクロスの役割をピッポに当てるのかも。

それよりも、これで脳改造は無しみたいなのにほっとした。容赦なくあんなことをやるようじゃ、ヒトとロボットは仲良くなれないよ。

リルルはヒトのカタチをしてるから、人間の側で一方的にヒト(notロボット)とみなしているにすぎないと言われても反論は難しいはず。リルルはヒトっぽいから助ける、ジュドはヒトじゃないから脳改造。見た目だけでしか物事を判断できない、理屈に合わない人間の心ってすばらしいね!

不合理な心で救われた人間はたくさんいても、同じくらいもしくはそれ以上に傷ついた人間もいる。人間の心はすばらしい、ロボットもこんな心を持ったほうが幸せという考えは、人間の勝手な思い込みであり傲慢にすぎないと私は考えています。皆さんはどう思いますか?

もっと考えてみたいという方は、My Merry Maybe リース・鏡・穂乃香シナリオはやらないと損です。ロボットとヒトとを対比してアイデンティティ・存在意義を探る名シナリオ。……もっとも、前作含めて推奨プレイ順にやっていったらたどり着くまでに50時間くらいかかるけど。そんな時間は無い。ならこっち。:山本弘『アイの物語』感想

「レプリス(ロボット)に、心はあったほうがいいと思う?」(by 水上鏡)
数年前にマイメビをプレイして、いまだに頭から離れないセリフのひとつ。ドラえもんという作品はそもそもロボットが大活躍(?)する物語だから、ヒトとロボットの関係を描くなら適当にごまかしてほしくないんです。いや一番の理由は、私がヒトと他生物の関係を描く話が大好きだからなんだけど。

とにかく寺本さん頑張れ。たった2時間でどこまで描いてくるか期待します。


来週10/22の放送は「子犬イチの国 キズナ編」です。
大昔に犬を持ち込んで、食物連鎖のバランス崩れなかったんだろうかとかそんなつっこみはなしですよね。どうやら、昔に連れて行ったあとなにか事件が起こるようですが…?

14年。それから

本日9/23は藤子・F・不二雄先生の命日です。今年で14年になります。

ということで今日はF先生が亡くなった当時の誤解を解こうと思います。
ストレートに言います。「F先生が鉛筆を握ったまま机に突っ伏して気を失っていた」というのは嘘です。

証拠は、小学館2000年発行『ドラえ本 ドラえもんグッズ大図鑑3』に掲載されているF先生のご息女、日子さんのインタビューです。引用します。

日子 「鉛筆を持って机の上に伏していたとマスコミに報道されました。(中略) でも、本当は静かな、まるで庭を眺めているようにして椅子の上で意識を失っていました」(p182)

『こだわり人物伝 藤子・F・不二雄』のテキストでは夫人の正子さんが「机に向かいペンを握ったまま倒れていたのを日子が見つけて」(p56)とおっしゃっていますが、おそらく間違いだと思われます。


これだけで終わらせるのはなんなので、この機会に私が「ファン」としていろいろと感じていることを書こうと思います。

正直に言って、私は狭いファン活動が嫌いなんですよ。どこかで見たような話しかないから。
だから、藤子ファンが藤子F先生凄いんだぜ! と長々と語っているのを見ても全然心に来ないことが結構ある。(某会誌の投稿欄とか読んでない……) それよりも、他分野のファンがさらりとF作品を引き合いに出してF凄いねというのを見るほうが感動します。語る視点自体も藤子ファンとはズレていて、私にはまったく気づかないようなことが多い。

藤子だけでなく多くの分野に目を向けていかないと、藤子ファン以外からの支持を得ることはできない。特定のファンだけに支持されるものを書いたところで、一般の方々からすると明らかにズレていることだってある。そういう「常識」を他分野に持っていきたくない。そうならないためには、やっぱり「いろいろ」な作品に触れて、それらの作品もリスペクトするしかないのかなと思ってます。

そういえば、私が最高のリスペクトを捧げている物語、My Merry May をプレイしたのは同社のゲームEver17ファンの誰かが薦めていたからだったのを思い出しました。Ever17自体はまあ普通に好き、レベルなのですが、マイメリへの糸口をくれたという意味ではいくら感謝してもしきれない。こういう横とのつながりを大事にしていきたい。(しかし、薦めてくれた方には悪いけどマイメリとEver17は別に似ていないと思う)

まあ、そう簡単にできたら苦労はしないんですが。とにかく、多くの作品を読んでみる。そして逆に、私がファンである藤子F、それだけでなく My Merry May、フィリップ・K・ディック、その他あれこれに対して皆さんが興味を持ってもらえるように記事を書いていきたいと思ってます。


ということで、3日前にドラ&マイメリ関係でひとつ重要なことに気が付いたので叫ぶ。
マイメリの原画を担当されている「をがわいちろを」さんってもしかしてドラ誕生日スペシャルの作監のひと!? 作監担当パートなんて知らないけどもっと褒めておくべきだった。

ドラえもん オバケ旅館へようこそ!

2010/7/30 わさドラ オバケ旅館へようこそ! の感想です。

オバケ旅館へようこそ!(アニメオリジナル)
脚本 小林英造/絵コンテ・演出 宮下新平/作画監督 吉田誠・志村隆行

やたらデジャブを感じる話。つめあわせオバケ+オンボロ旅館をたて直せ+カムカムキャットフード? でも、失礼ですが元ネタがばれるようでは創作家としてはまだまだだと思いますよ。わざとやってるのかもしれないけど。
 
今回はおもしろかったですが、一つの作品・作家に頼りっぱなしだと基本的に劣化コピーにしかならないよー。やるなら元ネタの元ネタから。バイバインでそれやったんじゃないかと私疑ってます。それとも単なる偶然だったのか?


どこかで見たようななつかしい旅館。なんだか落ち着く。「むかしのママはのび太!?」といい美術スタッフはいつも良い仕事です。

しかしねえ、ここまでおんぼろだと歴史あるなんて自慢にならないような。ある程度時代の潮流に乗ってこそ、生き残ることができるんです。老舗の店舗も歴史だけを頼っていままでいるわけではない。

あの結末だと客が来るのは一過性で、またすぐに閑散となりそうな予感。いっそつめあわせオバケたち置いていったほうがよかったのでは。あと、カムカムキャットのせいで客取られたホテル普通にかわいそうじゃありません?

……なんか文句ばっかり。いや楽しかったですよ。暑いからせめて映像の中だけでもこういう涼しさ味わいたい。普通にオバケが料理しているところとかシュールで、ドラまでオバケに見えてきた。オバケたちを見られないようにするよりも、夏の仮装サービスとでも言って開き直ったほうが良かったかも?


・女の子四人組
なんかどっかで見た。と思ったらジャイアンズをぶっとばせの方々。
ええっ!? 声優の一人松岡由貴さんかよっ! OL2って誰だ? あいかわらず全然わからん。このひと何種類の声色使い分けるのやら。My Merry May の演技は神。さりげなくMaybe の橘U子さんとも共演。チョイ役なんてもったいない。リルル役やってくれないかなとひそかに思っていたり。

松岡さんのもうひとつの出演作「ロボ子が愛してる」を見直してみる。やっぱりわからん。「こらぁぁぁぁ! のび太さんをいじめると!」で吹いた。そういえばこれも美少女アンドロイドの話ではないか。(My Merry May もです)

もちろん今回の主役、主人役の矢田稔さんもとても良かった。素朴なおじさんという感じで。

・ホテルに逃げるお客さん
追いかけてくるオバケたち。え、荷物運んできてくれたの。さりげなく感動した。

・有名な旅行のホームページで紹介
いくらなんでも早すぎません?


えかきうた
今週はドラえもんの髪型。まあ、なんというか、お疲れ様です。

そして、スタッフクレジット早すぎます。読めません。よかった、なんとか松岡さんが確認できて。


来週8/6の放送はのび太誕生日記念「のび太の誕生日冒険記」です。
「しずかちゃんの“ステキ”が、ぼくの誕生日プレゼントだ!!」ってなんか古風な気がしないでもない。

『映画ドラえもん のび太の人魚大海戦』のDVDレンタルが同日8/6にスタート。こちらもお見逃しなく。

機械仕掛けの神たち

最新映像公開を記念して、さらに鉄人兵団につっこみます。(前回の記事 新・のび太と鉄人兵団、特報!

あなたは、ロボットです with My Merry May, After Rain
↑とは言ったものの、今のままだと「ロボット」としてのアイデンティティが希薄で、「ロボット」が「ヒト」となる話でしかないような気がしてきた。もっと「ロボット」としてのあり方を追求してもいいと思う。

ロボットがヒトに憧れる話はいまどきな感じも個人的にしますね。1986年当時はどうだったんだろう?(神林長平『戦闘妖精・雪風』って1984年なんだ……)

いや別に古くてもいいんですけど。使い古されたネタならその中に少し新しいネタも混ぜたほうがおもしろいんじゃない?

鉄人兵団は「心」の扱いがすっきりしない。結局メカトピアのロボットに心はあるの無いのどっち? リルルがヒトの心をうらやましく思ったことを考えると心は無い。でもメカトピアがヒトと同じ歴史辿ったことを考えると心はあってもおかしくない。というかあのロボットたち普通にヒトと同じような描写。

……もしかしてこの作品、ロボットと比較して人間のすばらしさを謳う作品じゃなかったりする? ロボットの心とかまったく関係なくて、革命家とか平和運動家の気高さを讃える作品だったりしたらどうしよう。人間だってたとえ間違ってるのではないかと思っても、祖国とか会社とか親とか裏切れないなんてことは普通にあるし。

だとしたら私がいままで考えたことの意味一瞬で無くなる。まずい普通にあり得る。まあいいや。次。

鉄人兵団のオチは反則
本当のところ、私が許せないのはタイムマシンオチではないんです。タイムマシンオチの場合、(メカトピアの)ロボットは所詮ロボットにすぎず、自己改革なんて不可能という解釈をすれば人間の歴史なんて関係ありませんから。(さっきの「ロボットの心とかまったく関係なくて……」の解釈はこの際無視)

そのような重い結末を意味するのにもかかわらず、安易なお涙頂戴でテキトーにハッピーエンドでごまかしているのが我慢ならない。(原作は割とあっさりした別れなので、狙ったわけではないかもしれない)そういうオチにするのであれば直球で勝負すべきです。すなわち後味悪いオチ。

My Merry Maybeのリースエンドでも見習ってください。(あれは後味最悪だけどハッピーエンドだと思います。西川さんよくやった)

My Merry May のこと考えていていま恐ろしい考えが頭をよぎった。鉄人兵団エピローグのリルルってあれみさおBエンド、すなわち新ぴ

いえなんでもありません。

なんかMy Merry May って鉄人兵団のアンチテーゼなんじゃないかという気がしてきた。いや私の考えすぎとは思うけど。マイメリはアシモフ、ディック的なところがあるけど鉄人兵団にはあまり感じられないし。

(ディック「ジェイムズ・P・クロウ」とネタはかぶってるけど、ディックSF的テーマ「認識の揺れ」とでもいうものは感じない。リルルの葛藤が普通に人間的でSFっぽくないからか。ロボットに心はあると思いますか? with My Merry May, again のように深読みすれば別だけど)

ただ、F先生(主にSF短編で)と西川さん、テーマ的にディックの影響受けてるっぽい。プロットが破綻するところまで見習わないでください。まったく2人して。

すべてを無にするかつデウス・エクス・マキナなオチである西川さんの某作品が批判されてるのは、鉄人みたいな感動が無かったからですか。西川さん失敗したな。泣かせればよかったんだ! きっとそうに違いない。

ディック、藤子F、西川真音、小川一水と私の好きな作家は長編のプロットが破綻する。なんで? 個人的にはディック&西川のあれはあれで魅力だけど。

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)
時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)っていま思い出した。ちょっと小川一水、おまえもか。『時砂の王』で鉄人兵団ばりのオチをやったな!!!

作品全体のあの絶望感と時間ガジェットは鉄人兵団を思い出させるものがあったけど、変なところまで真似るなってばー。

え、真似たわけじゃない? いつもです

『時砂の王』は300ページなのが惜しい。詰め込みすぎててちょっと疲れた。もっとページ数増、相対的に内容薄めで読みたかった。もちろん、褒め言葉ですよ。やっぱりオチはどうかと思うけど。

人間とロボットの関わりを模索するSF作品は昔から今まで続いていますが、新鉄人兵団は旧作風で来るか、現代風解釈で来るか期待です。旧鉄人兵団の時代になかった新たな解釈というのがやっぱりあると思うので。

鉄人兵団(1986)もマイメリ(2003)も時砂(2008)も、アンドロイドの切なく残酷な物語。でも切り口は全然違う。

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