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日本人の80%はレプリス仮説;レプリス≒アダルトチルドレン

自分が嫌われないために気を遣う人は、身内を潰す。:yuhka-unoの日記

はてなで話題になっていた記事。あいかわらずコメント欄が被害者に新たな傷をつけるセカンドレイプ。まあ、こんなのいつものことなのは存じております。

すでに指摘されていますが、これはアダルトチルドレン(AC)ですね。「思いやり」について考えるための格好の素材のひとつがAC問題だから、私も積極的に勉強してる。

以前、この方の記事、ポジティブ神話とキレイな被災者:yuhka-unoの日記を読んで、ずいぶん私と似たような意見(=善と偽善と無自覚と 続・今回の地震あれこれ @宮城県)の方だと思っていましたが、ACの知識がある方であれば納得。私もACベースでこの手の話をしていたから、当然のこと。

ACがどんなものなのかはyuhka-unoさんの記事と、トラックバックされている
『自分が嫌われないために気を遣う人は、身内を潰す。→その通り!』:自由人PENGの再チャレンジ日記
さんの記事をご覧になればある程度わかるかと思います。

つまり、ACとは主に親の虐待(肉体的・精神的)によって他人への依存が強くなり、大人になっても自己を確立できない人のことをいいます。

虐待というと殴るとか罵倒するとか思い浮かぶ方が多いでしょうが、ここでいう虐待とは子どもを自己の思い通りにコントロールして自己承認の道具にすることをいいます。

子どもに厳しいしつけをするのに「子ども自身のためにきちんとした大人になってもらいたいから」ではなく、「親として恥ずかしい思いをしたくないから」とか「立派な子でしょーって自分が自慢したいから」という理由が極端に先行するようなこと、これも虐待の一種になります。(そして、本人は当然のこと、子ども・周囲もそれに無自覚なことが多い)

そして、

アダルトチルドレンは自己が未成熟なので、自己評価や自己肯定が苦手で、他人の下す評価をそのまま自己評価として受け止めてしまいます。(中略)良い人を演じなくてはならないという強迫観念から、気を遣います。
『自分が嫌われないために気を遣う人は、身内を潰す。→その通り!』:自由人PENGの再チャレンジ日記

これ、私のブログの読者さんであれば、誰か似ている人がいると思いませんか?

レプリスですよ。さらにいえば、Mayもとみ。

レプリスに自己なんてものはありません。他人の望むように行動します。そして、もとみも恭介の好む人物像に合わせて自己を変えようとしていました。彼女たちはACに近い。

私がMy Merry Maybeの浩人が大嫌いなのは、いわゆる毒親っぽいから。beリースに自分の思い通りに動くように求めてる。リースのためじゃない。自分のために。

その結果として、
ひろとくんごのみの(ry
レゥのように(ry
となる。

あのセリフは、そういうこと。レプリスとしてどうなのかは知らないけれども、少なくとも「人間」として健康な生き方ではない。もっとも、浩人は彼女たちが「人間」として生きることを望んでいるわけなんだが。

もっとも、日本人の80~90%はACという話もあるから、そう考えると日本人のほとんどはレプリスなんじゃないの? とも思う。そうなると結局のところ人間って何よ? みたいな。マイメリ好きな方はこの機会にACに興味を持っていただければ幸い。

と、ふと思い出して「"春にして君を離れ" アダルトチルドレン」で検索しても300くらいしか出てこないのに驚いた。いまだに認知されているとはいいがたいAC親の異常性を60年前に描いたアガサ・クリスティーの天才さがみんなわかってない!

(ちなみに『春にして君を離れ』の発行は1944年、アダルトチルドレンの言葉が生み出されたのは1970年代後半)

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社プラスアルファ文庫)それでも少数だけど私と同様にスーザン・フォワード『毒になる親』を副読本として薦めている方が何人かいらっしゃって安心した。というか本来こっちが主読本。

クリスティーは現代まで続くミステリーのパターンをほとんど出したという意味で歴史的に凄すぎるひとではあるが、それがめずらしくなくなった今日ではむしろ人間観察・描写の上手さをアピールしたほうがいいんでないかと。クリスティーファンの見解はいかに。

関連記事:
アガサ・クリスティー『春にして君を離れ』
新・鉄人兵団はエンパシー要素が成功のカギ、ついでにFF13のススメ

上のエンパシー記事で参考にあげた、
sympathyとempathy, independentでdependableな関係!:☆RUBY'S My P.L.L☆ ~My Private Lov3 Lessons~
さんの記事本当にいいなあ。共依存(codependent)はACのキーワード。深い国際交流経験をもつ方だと、価値観のズレを味わう機会も多くなるので、この手の話に強い方結構いらっしゃいますよね。

『9時間9人9の扉』担当はイシイジロウ&打越鋼太郎!

極限脱出 9時間9人9の扉クローズドサークルもののサスペンスAVGでなかなかの良作。AVGファンはやるべき。

ただし、打越(シナリオライター)作品初プレイの方は、最初から最後までかっちりとした本格ミステリーになるわけではなく、最終的にトンデモSF理論になることは覚悟でやったほうがいいです。つまり、いつもの打越さんであります。

そういうわけで、私のようにuchikoshi節に染まったひとからすれば、またかっ! となるのもまた事実。

設定自体はEver17に近い。でも、私はこの作品は12Rivenに近いと思う。というか12Rivenの欠点である棒読みで修飾過多な文章と矛盾だらけの力押し設定が全然直ってないではないかっ! 結局12Rivenでトラックをどうやって投げたんだと。

12Rivenの説明お姉さん(=マイナ)に疲れた方は回避したほうがいいです。あいもかわらずいろんなトンデモ仮説を登場人物が脈絡なく教科書を読みあげるように語りだしますので。(これが文章棒読み)

加えて12Rivenのやたらテンポの悪い文章も健在なので、こちらも気にいらなかった方は回避で。同じ表現の繰り返しも目立った。「のぼる、のぼる、のぼっていく――」のような表現、終盤で3回くらい見たよ。

ちなみにQ'tron長井さんもシナリオ協力してますが、Qっぽさは無いです。Remember11のような文章がたくさんあったので、文章もたぶん全部打越さん。

999やって70%くらい確信もったけど、R11のこころ編は打越さんあまり書いてないと思う。こころ編のライターはもっと褒められていい。R11の緊張感はこころ編にあり。

と、欠点が目立つ999ですが、ミステリー&サスペンス部分はいけます。たしかに文章のテンポの悪さがありますが、展開自体はハラハラもの。皆殺しエンドやR11のごめんねエンド(っぽい)のもあります。

それと最終的にはトンデモSFになるとは言いましたが、その前の「犯人」当てはきちんとしたミステリーですので、問題なし。ここは12Rivenよりもかなり成長してる。あと12Rivenで気になった円周率クイズのような面倒なだけの選択肢も無くなったのはGood。

そういうわけで、だらだらした文章をないことにすれば終盤の謎解きに入るまではかなり楽しめるかと。若干スリルが加わった12Rivenという評価が一番しっくりくる気がする。ただ、R11ほどでもないので私の評価は
Remember11>Ever17>9時間9人9の扉>12Riven>Never7 の順かな。(R11はオチが無いので人に薦めるならEver17のほうが上)

そもそも、自己の他作品と比べやすい作品を出すというのは作家としてどーなのか。過去作品とたいして変わっていないということですぞ。そろそろ打越さんはinfinityシリーズの「仕掛け」に頼らない作品を書いてもいいんじゃないかと思う。(でも、それだと文章下手なのはつらいな)

しかし、なんだかんだいって続編の善人シボウデスを結構楽しみにしている私。善人シボウデスのキャラ名がΣとφってまたギリシアネタか。Ωとμネタを前にも見ている私からすればバレバレですよん。



トレイラーのラストの声優さんがちびまるこちゃんに聞こえるんですけど。もしかしてあの不気味なかわいいウサギでもやるんでしょうか。

999の発売元のスパイクはダンガンロンパ(音注意)で不気味なキュートなクマにドラえもん当ててましたが。

そして、同じくチュンソフトの新作『真かまいたちの夜』ライターに小林泰三と田中哲弥。ちなみにかまいたち2のライターは田中啓文と牧野修。誰得。SF好き得。しかし私はグロ苦手。

ちなみに、999は若干グロありです。爆死した死体の描写文があるので、想像力のある方は避けたほうがいいかも。ただし、絵としては壁や床に血が飛び散っているようすを描く程度で、ひどい死体は描かれませんのでその点はご安心を。

たとえるなら、R11の事故現場やスフィア全滅エンド(正確には「内海計画実行エンド」)の文章が大丈夫であればたぶん問題なさそう。それに精神的な怖さはR11のほうがずっと上ですのでR11がOKで血が飛び散った絵に耐性あれば大丈夫。

追記:善人シボウデスクリアしました。『善人シボウデス』感想
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鏡よ鏡よ鏡さん

を普通に

きょうよきょうよきょうさん

と読んだ私は一度まいめりーめいびーを捨てるべき。


だが断る。



Web拍手にマジレス。
>りむるさん
あなたがきょうさんきょうさんいうからわるいんだっ。
タグ: Qtron MyMerryMay

Memories Off 2nd

Memories Off 1stのみなもシナリオで名をあげたQ'tron。
Memories Off 2ndではあの西川さんも参入してさらなる鬱ゲーになったよ!

以下は Memories Off 2nd 希シナリオ・巴シナリオおよび工画堂作品シンフォニック=レインのネタバレを含みます。

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タグ: Qtron

だからあれは、バグなのよ。あなたの言い方を借りれば、心と言う名の。

新・鉄人兵団の感想につけたそうと思ったけど、マイメリ色が強いので単独エントリとする。

ドラえもんは、工場でつくられたときにネジが1本抜けているんですね。きっと、その時点でロボットからある意味、人間に近い存在になったんだと思います。
寺本幸代監督「ドラえもん」で垣間見させる“繊細”と“剛毅”:映画.com

心というバグですね、わかります。 でも、結局は「近い」存在にしかなれない。

Twitter(@shuijiao4)に上のように書いたけど。これは完全にMy Merry Mayな読者に向けたもので、マイメリをプレイかつ私のマイメリ感想を読まないと意図がわからないようになっています。

ひとことでいうと、私は「心というバグ」(マイメリ用語です)を称賛することに対して否定的です。正確には、人間以外の生物の独自性を考えずに人間の心のみを絶対化して、人間の心はすばらしいという観念を押しつけることが嫌い。

もし他者にやさしくできることが人間独自の特色であるなら、そんな人間はすばらしいと思う。でも、それがない他の生物が絶対的に劣っているわけではない。いまのところ、これが私のスタンス。

それと私は旧・鉄人兵団のリルルには「心というバグ」を適用する余地はあるが、新・鉄人兵団のリルルにそれはまったくないと考えています。

旧リルル:事故のショックor地球の薬の影響(?)で「(思いやりの)心」というバグ発生。本来は仕様外。

新リルル:心は仕様内。(メカトピアすべてのロボットにある。バグではない)しかし、圧政で他人を思いやる余裕がない。あったとしてもそれが「心」であるとわからない。
→だから君に与えよう。心という「概念」を。

こじつけるならこういうことでしょ?

新・鉄人兵団ってだれかを「特別扱い」したら成立しない話なんじゃないの? それはのび太とドラえもんの関係を取りあげてもそうで。

「ドラえもんはねじが一本外れた人間らしい『特別』なロボットだから友達だ」としたら、ほかのロボットとは友達になれないということ。ドラミは完璧すぎて人間らしくないからダメですか?

そうじゃなくて、「人間」と「ロボット」は違うところもあるが、たがいにわかりあえる可能性があることがこの作品の重要なところかと。

現実世界にあてはめると、日本人とアメリカ人は違うところがたくさんあるけど、おはなしをしてだれとでも仲良くなれる可能性がある。特別に「日本人っぽいアメリカ人」がいて日本人とその「日本人っぽいアメリカ人」でなければ仲良くできないということではない。

問題は相手に話を聞かせる余地がどれだけあるかであって。鉄人兵団の場合、リルルがけがをして弱い立場にいたからこそそれができた。(ジュドに追いかけられているときに話を聞いてといっても無理)

リルルが選ばれたのは、けがという予想外の出来事によるたんなる「偶然」

そういうことだと私は思ってる。

私が新・鉄人兵団を評価する理由は、人間とロボットの関係を異文化交流の話に落としこんだところ。というのも、「人間」対「ロボット」の話とすると絶対にひっかかるポイントがあるから。

それが、ドラえもんの存在。

ドラえもんもロボットなのになんでだよ! みたいなことは前からいわれていたと思います。「人間」対「ロボット」のままでそれを解消するにはリルルだけでなくドラえもんを含めた地球のロボットを例外扱いしなければならなくなる。綺麗じゃない。

だから前提自体をかえて「人間とかロボットとか、そんなの関係ないよ!」と異文化交流の形で綺麗に人間とロボットの関係を落としこんだのがすごいんだよ。

新・鉄人兵団では「心というバグ」を適用できないというのはそういうこと。

と、ここまで書いたあとにまったく同じことをおっしゃっている方を発見して泣いた。決してパクったわけではないです。
「「新・鉄人兵団」感想(長いです)」:つれづれに

そもそも、「心というバグ」な発想は別にめずらしいものではなく。バグでへんなことをするロボットなんてそれこそアシモフからやってるし、そもそも有名なロボット三原則がバグネタの宝庫。

つまりマイメリファンはアシモフを読めという結論に落ちつく。しかし、私は「心にかけられたる者」が大好きなのに、収録短編集『聖者の行進』が絶版とかおかしいよ! これに「バイセンテニアル・マン」もはいってるんだぞ!

ついでにフィリップ・K・ディックの短編「人間らしさ」の自己解説で「人間らしさとは親切であることだ」(要約)とあった。ステキなこと言うじゃない。

これを発展させてシンパシーでエンパシーでマイメリーな『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』ができたにちがいない。

それと。「心というバグ」が関係ないならまいめりーめいなわたしは新・鉄人兵団見る必要ないね、なんてことはなく。

わるい意味でリースA(とトゥルー)な旧作に対して、新作はテーマを「共存」という一点にしぼってわかりやすくした穂乃香ABなのでむしろ新作のほうを見てください。

とくに私のbeリース・beトゥルー感想に共感できたかたなら新作のほうが楽しめる可能性が高いと思います。(反感もった方は旧作のほうがいいかも……)

例年通りならレンタルDVDは8月ごろにでます。興味があるマイメリチームはよろしく。

ドラえもん 新曲発表! ジャイアンにボエボエ?

2011/6/10 わさドラ 新曲発表! ジャイアンにボエボエ? の感想です。

川上とも子さん亡くなったのか。残念です。Twitter検索したらNever7の川島優夏をあげているひとがそこそこいて安心した。Never7は個人的には声優ゲー。松岡由貴と川上とも子のツートップ。

My Merry Mayでは松岡さんの独擅場だったのに対し、Never7では川上さんもおそろしいほど上手だった。主に酔っぱらい演技がね。松岡さんと並んでの存在感って相当すごいぞ。マイメビなんて有名声優ばかりなのに松岡さんが全部食っちゃってたし。

だからこそ、Never7はボイスがクリアでなかったのが不満。あと、立場を考えるにいづみさんの年齢設定は絶対におかしい。

Never7はMymerryMayの生みの親だ。それはなにより川上ともこさんの酔った女の演技に魅了され、それがマイメリの杵築たえのキャラの方向性に大きな影響を与えている。長井知佳:Twitter

えええっ!!! まじですか長井さん! 杵築たえ役の黒河さんもうまかった。Mayはたえ編あってこそハッピー。川上さん、本当にありがとうございました。

新曲発表! ジャイアンにボエボエ?(アニメオリジナル)
脚本 大野木寛/絵コンテ・演出 鈴木孝義/作画監督 嶋津郁雄


ファンクラブ結成バッジはひとの身体の自由を奪うすてきな道具。といいたいところだが、落としたバッジを全員がなにも疑わずに普通につけているのを考えると、精神の自由も奪っているように思えてならない。

じつに普通の話だった。別に特筆することはないな。これ系の話だと高橋渉さん演出「のび太たちのアイスショー」があった。

あれもかなり普通の話だったのにこっちはかなり好みなんだよね私。しずかちゃんがぐるぐる回ってぶつかるあたりとか「ぼくがせんたくきなんて言ったから~」の流れとかめりこみパンチとか。

そんなアイスショーはDVD化しないのか。浅田真央さんでたから無理ですか。

今作の見どころは美声なドラとジャイアンの歌か。といってもギャグにしか聞こえないんですけど! 当然それを狙ってやっているとみていいですね。水田さんと木村さんGJ.

そういえば歌がうまいひとほど音痴に歌うのがうまいと聞いたことがあるような。しんっでれらーなんかにーなっりたーくーないっ。

声優さんはキャラソンも歌わなくちゃならなくて大変ですな。歌前提のキャスティングならまだしも、あとからキャラソンつくりましょうってこともたくさんありそうだし。

あ、もしかして新・鉄人兵団って歌前提のキャスティングだったのかな? 小林さんと沢城さんほんとうまかった。というか声優としても歌手としてもレギュラー陣より(ry なにこのダブルスーパーマン。

次回6/17の放送は「しずかちゃんがオッペケペー?」「ぼくを止めるのび太」です。
カップめん10個、来た!

フィリップ・K・ディックと藤子・F・不二雄とマイメリな三角関係

このブログの10%はフィリップ・K・ディックでできている。

すみません。10%は適当です。でも、このブログは藤子FやMy Merry Mayなんかよりもずっとディック成分のほうが多いはず。直接話題にあげることはすくなくても。

だいたい私はディックファン出身のMy Merry Mayファンなんだし、ディックは完全にリスペクトの対象ですよ。評価が高いからとりあえずはじめたマイメリがディック方向にすすんでいくとかなんの因縁。

ディックは本当に短編がうまい。これだけ安定しておもしろい短編を書く作家はほかにそういないんじゃないの? というほど。(もっとも、晩年の作品には文字通り神がかっていてわけわからない作品もあるけど)

そんなディックと似たような作家が藤子・F・不二雄だと思うのです。彼も短編の名手で、それはSF短編集を見ればわかります。はずれがない。

かつ、作風も似ている。藤子Fが描く悪夢世界、たとえばSF短編「どことなくなんとなく」やドラえもんの「うつつまくら」で私は確信しました。このひとの作品はディック的なのだと。

藤子・F・不二雄が描く夢に対してフィリップ・K・ディックが描く悪夢。それは対極にありかつ同一であると私は考えています。だからこそ、藤子Fは黒いSF短編が書けるのだ、と。

私と同じように藤子F作品と関連してディック『ユービック』をおすすめしている方がエキサイトレビューにいらっしゃって私とものすんごく気が合いそうじゃないですか。

なぜ『ユービック』なのか? は読めばわかります。ディックにしてはどろどろしてなくてライトな感覚がちょっと藤子・F・不二雄っぽいのです。

だってほら、『ドラえもん』を「悲惨な現実を改変すべく、ひみつ道具を使うも、持ち前の無能から陥穽にはまるのび太の物語」と捉えれば、ディック的といえなくもないし、『火星のタイム・スリップ』って、そんな話だよなー。『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』もひみつ道具といえなくもない。『虚空の眼』を大長編ドラえもんでできなくもないぞ! ジャイアン世界にトリップだ! ボエ~♪ 無力な人間の魂の叫びという点においては、『ドラえもん』もディック作品も共通なんですよ、とむりやりまとめたところで、今回もおしまい。
「第2回 すこしふしぎ(SF)な悪夢ーードラえもん「どくさいスイッチ」」 :エキサイトブックス

たしかにディック主人公も藤子F主人公も基本ダメダメなんですよねー。『ユービック』はディック長編にしては読みやすいので私もおすすめしておきます。

そしてMy Merry Mayという作品が、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の影響を受けていることを知っている方も多いと思います。ただ、この作品、ちょっと難しいんですね。ディック長編のなかではまだ簡単なほうだとは思うのですが。

アジャストメント―ディック短篇傑作選 (ハヤカワ文庫 SF テ 1-20)そんな藤子Fでマイメリなあなたにディック短編集『アジャストメント』映画化された表題作を含む名作13編がそろっています。初ディックにはぴったりな短編集。

ぶっちゃけ電気羊なんて読まなくてもディックは短編集読めば十分。どの作品もいっていることはだいたい同じ。だから、ぜひぜひ短編だけでも読んでみてください。エンターテイメントとしておもしろいですよ!

藤子Fなひとならミノタウロスの皿的な「ウーブ身重く横たわる」、うつつまくら的な「凍った旅」、マイメリなひとなら現実と虚構な「にせもの」「電気蟻」あたりをおすすめ。

とくにマイメビのリース/鏡編が好きなら絶対ディック読まないとだめですよまじで。あとは「完全なる模造品の虚構」というシーンタイトルが好きな方とかも。

ディックはホンモノとニセモノ、オリジナルとコピーにこだわったひとです。つまり、完全なる模造品の虚構、あとはネタバレになるからいわない。

というわけで、『アジャストメント』の感想はこちらです。:『アジャストメント』感想

第一次KID戦争

なんかKID関係が大変なことになっているとか。

code_18 vs ルートダブル vs ロボティクス・ノーツ vs 水月弐 vs Ever17 vs DUNAMIS15 ですか? なんか前より3つも増えてる!?

そして、どう考えてもcode_18が一番弱い。integralシリーズは無かったことにされたのですか。それは打越さんがかわいそうです。

一方で打越さんのライバル中澤さんのルートダブル大丈夫かな……。

そしてEver17。すべて新規作成でリメイクってすごい。田中優役の下屋さんがなにげに職人技決めてたけど、またやってくれるかな? ワカチャタデェ~ス♪ ワカチャタデェ~ス♪ ワタシ、ワカチャタデェ~ス♪

いまさらだけどマイメリファンでNever7をやってないひとはやっといてね。私はあまり好きじゃないんだけど、とりあえず松岡分の補充のため。ばびりんこばびりんこ。

……ダメだ。電波だ。やっぱりKIDはなつかしい。

しかし、倒産からかなり経っているにもかかわらず、新作について語りながらメモオフだinfinityだマイメリだと語れるKID民はすごいと思う。ということでメモオフもinfinityもマイメリもどうでもいいからMonochromeとErdeの続編をですね。特にErde。

だって私はErdeが好きなんだ!

無理なのはわかってる。わかってるけど言いたいの!
エナ登場シーンをビデオに撮ってたまにリピートするくらい好きなんだ。

そして、何事もなかったようにゆっくりと目を開ける。

時間にするとほんの少し前のことだったけど、今目の前で起こったことを示すようなものはなにもなかった。

目の前でゆっくりと微笑んだ彼女を除いては。
(シーンタイトル「路地裏の出会い」)

最高じゃないか。雰囲気と調和した西川さんの文章は。

そりゃー確かにErdeは名作とはいいがた……むしろ駄作一歩手前かもとは思うんだけど、西川イズム満載だし、あれこれいじれば名作になるにちがいない。

ま、無理ですね。

え、マイメリ? こっちも西川さんいないからもうダメだ。長井さんもやる気はないみたいだし、マイメリ民はあきらめろ。西川さんもARCHIBOLDさんもゴッドボイスもいない、そんなマイメリ嫌だろ!?

そういうこと。

白コショウしろこいブログで西川さんがこわれていますがあたたかーい目で見守ってあげましょう。なんだよ。ニタニタとしまらないうすわらいなんかうかべて。

工画堂はついにPC全年齢から撤退、延期を2回……大丈夫か? サイバーフロントもからんでいるからさすがに3回目はないだろうけど。しかし、code_18も延期してたりするからこの2社の連携は微妙に不安。
タグ: Qtron MyMerryMay

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