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ドラえもん テレビ局をはじめたよ/あいつを固めちゃえ

2012/2/24 わさドラ テレビ局をはじめたよ/あいつを固めちゃえ の感想です。

2月からドラえもんテレ朝動画に放送日がかかれているんですけど、まさか私がぼやいたせいじゃないでしょうね。そうでもそうでなくともありがとうございます。

そしてドラミ三剣士という神回がようやくDVDになるのか! 皆川さんの演技をまたききたい。それ以外は知らない。わすれた。思い出したくない。

ドラミ三剣士や人魚大海戦はファンタジーになっててドラえもんらしくない! という話を聞くけど、新魔界ラストの月復活や新鉄人のペンダント突っ込みというむちゃくちゃがある程度ゆるされているような雰囲気(?)を考えると、結局単独作品としての出来や話の整合性が大事なのではないかという気がしてきた。

だいたい人気の寺本さんって全然ドラえもんっぽくないでしょ。F先生あんなに心理描写丁寧にやらないし。

今回のDVD新収録は「ドラミ三剣士」「海底ハイキング」「ようこそ地球の中心へ」「のび太の人魚伝説」の4作ですかね。また「天の川鉄道の夜」は流れたか。あと渡辺歩回「ゆうれい城にひっこし」が未収録なのが気になるな……。「のび太たちのアイスショー」はあきらめたほうがいいですか?

そういうわけでDVD未収録データをアップデートしました。次回出るプレコレデータも入ってます。それにともない、クリスマスプレゼントのスタッフ&原作&DVDリストも更新。利用はご自由に。

テレビ局をはじめたよ(原作:11巻)
脚本 大野木寛/絵コンテ・演出 しのみやすゆき/作画監督 小野慎哉


おぼっちゃマンボの不意打ちにうけた。いまの時代ならインターネットで歌ってみたは発信できるけど、ネットは選択的にしか見てもらえないからね。興味の合わない人にアクセスするにはやっぱりテレビというのはまだまだ力があるでしょ。

一方で、「新聞ならどこのうちにもある」がカットされたのはそうじゃなくなったってことかしら。それとも、取ってる新聞は家庭ごとに違うから別にいいんじゃないかということかしら。

原作を読み返して、どこのうちにもあるわけではない日経を朗読すれば、と思っていたけど、よくかんがえると必要な人はすでに取っているし不必要な人はそもそもいらなかった。

うむ、番組選びはむずかしい。子どもにアクセスするなら最新ゲームの攻略や宿題解説はいいアイディア。変な顔大会というのも子どもには視聴率が取れるのか? というかこれ変顔でウケ狙いの渡辺歩への皮肉にちがいない!

そしてのび太があまり音痴じゃない件。「ちく電スーツ」ではスネ夫いわく「ジャイアンよりひどい」とのことだったけど。いや原作の設定はどうでもいいんですが、チンプイのエリさまなみの音痴だとネタとしておもしろくなったのに!

わさドラ向きの話なんだしドラとドラミはもっと争ってほしかったなあ。「ドラえもんとドラミちゃん」(+4巻)の2人の争いはおもしろかった。

あいつを固めちゃえ(原作:29巻)
脚本 原島興子/絵コンテ 八鍬新之介/演出 しのみやすゆき/作画監督 小野慎哉


あら新しい脚本さん。検索しても全然出なかったから新人さんかな。じつは朝日ドラ公式サイトには脚本担当が書いていて便利なのです。大山時代からいらっしゃった富永淳一さんはやはり完全OUTしたか……。(ラストは2010/11/12「ドラえもんだってママがほしい」)

ところでなんで公式サイトスタッフ欄は脚本家だけをしかも監督差し置いてトップに記載してコンテ演出・作監は書いてないんですか! まさか作品の出来を脚本家に押しつけようとか思ってないでしょうね。それとも真保さんのように自ら責任かぶる覚悟ですか。殊勝な。

道具の内容よりもまず、リサイタルのちらしを見てのび太に助けを求めてくるしずかちゃんに笑った。みんな家でかくれていればいいのに外に出てるのはは助けを求めてともだちのところに行くからですか? そこまでさせるほどのジャイアンのうた! せっかくAパートで回避したのに!

そしてしずかちゃんのビラが「やきいもタイムセール」にとりかえられてさらに笑う。のび太ひどい。ついでにいうと固まったしずかちゃんがわずかに浮いているのが細かいな。走ってるときはそうなんだよね。

中盤に出てくる木から飛び降りストップカメラはあぶなくないですか? 考えごととか関係なく、ピントをあわせるタイミングを間違ったらおしまい……そういえばビルから飛び降りた話もあったっけ。なにげに勇気のあるのび太。ドラも家のなかでバットでカキーンするやつだからしょうがないね!

次回3/2の放送は「のび太が出会った仮面の女王」です。
今回もギミックや舞台だけを合わせた映画スペシャルか。完全スピンアウトはもう無し?

ドラえもん あったか~い雪合戦/スネ夫が剛田商店でアルバイト

2012/2/17 わさドラ あったか~い雪合戦/スネ夫が剛田商店でアルバイト の感想です。

かなりいまさらなんだけど、松崎有理さんのSFファン交流会レポ、本題とは関係ない最初と最後の部分にめちゃくちゃ笑った。ぶっちゃけこの方小説よりもWebサイトのほうがおもしろ。一方で小説でもまた「刻文丁」とか出してる。だから、どこだよ!

リンク先で大森望さんが「小説をかいてかせぐというビジネスモデルがもはや成立しなくなってるから」とおっしゃっているのが淋しいなあ。ちなみに翻訳者もヤヴァいそうです。コナリーやプリースト訳の古沢さん、リーマンショックで年収700万から300万になったって。

それはともかく、原色の想像力で好きだった松崎有理・高山羽根子・宮内悠介ががんばっててうれしい。じつはいちばん好きなのがうどんの高山さん。あと宮内さんは長編書かないの? 書いてよ。書いて!

あったか~い雪合戦(原作:26巻 雪アダプターいろいろあるよ)
脚本 大野木寛/絵コンテ・演出 西田健一/作画監督 小澤辰則


上着や手ぶくろ無しで雪だるまをつくるのび太は勇者。雪国の子どもでもそんなことはしません。ソースは私。といいつつ、防寒せずにとりあえずはしゃいでしまう気持ちはわかる。初雪であれば、ね……。毎日のように降りつづけるといやになるけれども。

ノーコンのび太があんなにうまく雪玉を当てられるはずがないという原作の矛盾を修正してきやがった。私以外にも変だと思った人がいたのかよ!

新魔界のラストで「どんなノーコンでもこんな大きなまとはずせるか!」というドラに対して、いやそれをはずすのが天才のび太だろう! とつっこんだ私です。

まあ、単に盛り上げるために大砲持ちだしてきただけかもしれないが。というかあぶなくないか? あれ。

そうか。いま気づいたけどもしかして雪でできた建造物を見たことない人が大多数か。しろ雪を味わいたければ東北や北海道の雪まつりへどうぞ。いったことあるけど超寒い。ちなみに残念ながら動き回るおんな雪はいません。

スネ夫が剛田商店でアルバイト(アニメオリジナル)
脚本 清水東/絵コンテ・演出 西田健一/作画監督 嶋津郁雄


なんかすごくイイ話だった! スネ夫は将来会社の経営者になるのだから、商売のしかたは学んでおくべき。いやこんなに若いうちにやらんでもいいと思うが。今の時代はインターンシップは小学生からっていやだ。

ヒカル・コシダさんって最初に出てきた男の人だと思ってた。あのおばあちゃんが重要人物なのはわかってたけど、ヒカルさんとはまったく思い浮かばず。

欲を言えばヒカル先生が素朴なお店で買い物する理由とかをもっと深められればさらによかったと思うけど、時間も無いししょうがないか。

そもそも東京都練馬区(他23区)っていまも剛田商店のような素朴な個人店も多いんですかい? 意外とみんなが車を持っている田舎のほうがあの手の店はつぶれていたりするのかも。郊外のショッピングセンターのせいでね。

盛岡さわや書店(@SAWAYA_fezan)さんが相場英雄 『震える牛』を大プッシュしているのを見ていろいろ悲しくなるなど。あそこは……詳しくは、石橋毅史『「本屋」は死なない』を読めばわかります。

今後、個人のお店では一層の差別化が必要になってくるんでしょう。そういう意味では、しょうゆの配達なんかをしてる剛田商店はまだまだいけるんじゃないかと思ったり。というか配達を自転車で手伝っているジャイアンは普通にえらい。ただしのび太をバイクにするな!(機械化機)

あ、素敵な服を着たジャイアンのお母さんも魅力的でしたよ!

次回2/24の放送は「テレビ局をはじめたよ」「あいつを固めちゃえ」です。
木鳥くんは出ませんよね。わかってる。

真保裕一『最愛』……と真保作品おすすめ

最愛 (文春文庫)つねづね思っていたのですが、「ファンの怒りを引き受ける立場が必要だった」と語る劇場版ドラ脚本の真保裕一さんはたいへん空気を読めていてすばらしい。

現に新開拓史・人魚大海戦なんて真保さんを批判する方も見受けられたしもう大勝利じゃないですか。アニメは集団作業しかも映像だから文字で書かれる脚本だけで作品の出来が決まらないことなんて常識なんだけど。しかもその脚本にもスポンサーやプロデューサー・監督の意思がはいってるわけだし。

残念ながら私は情強なので真保さんの思惑にははまりません。それより、新魔界大冒険の年に『最愛』(と『追伸』)を出した真保さんの責任を追及させていただきます! 誰も触れてないけど、どう考えてもこっちが問題だろう。

私は真保ファンなんですよ。2007年の『追伸』までの作品は全部読んでるし。25作ですよ、25作。

そのなかでも『最愛』はトップ級にひどい。普段はつまらない作品のレビューは書かないのだけれど、初真保でこれを読んだ方が他の真保作品を避けてしまうとアレなのであえて書いてやる!(最後に真保作品のおすすめをあげるので興味ある方は最後を読むだけでかまいません)

この作品、最初はとっても読ませます。主人公が頭に銃弾を受けて意識不明になった姉と病院で再会し、いままで姉は何をしていたのか? と探るお話です。これ真保作品のテンプレートでもあります。(何かを探し求める話が真保作品には多い)

が、立ち読みで序盤に興味をもった方でもこれを買ってはいけません。展開はご都合主義のオンパレード、まったく感情移入できない登場人物、そして悪い意味で驚愕のオチ。

ダメです。この本を買ってはいけません。

まったく……この話のキーマンである主人公の姉、読者からすればどう考えても変な人なのですが、「姉さんは強い人だ!」とものすごく曲解する主人公とか……もう付き合ってられません。トリックの一種かなにかだと本気で思ったよホント。

いや、これ間違いなく真保さんが書いた作品というのはわかるんですよ。真保さんの悪いところほとんどすべてが爆発した作品だから。主人公がストーカー気質とか思いこみが激しいとか女性の描き方が変とか。

他の作品ではそれが不快にならない程度に抑えられていたり、それ以上に良い部分があるから気にならなかったりするんです。しかし『最愛』はすべてにおいてダメだっただけにどうしようもありません。

運悪く『最愛』に引っかかってしまったあなた。『最愛』にも長所がありました。文章があいかわらず巧い。読ませる。最後まで読ませる。

なんだかんだでちゃんと最後まで読んだ方、多いのでは? そんなあなたは真保ファンになれる資質があります。真保さんの作品はだいたいこうなので。(次作『追伸』は文章いまいちだった……)

奪取(上) (講談社文庫)私からは『奪取』をおすすめします。真保さんといえば『ホワイトアウト』が有名でたしかにあれもいい作品なんですが、私は『奪取』のほうが好みですね。上であげた真保さんの欠点がほとんど出ていないし、なにより全体的に明るい作品で読んでいて楽しい。

『奪取』『ホワイトアウト』のほかは、『取引』『ダイスをころがせ!』『栄光なき凱旋』あたりかな。

真保さんは初期作品で綿密な取材をした作品を書いているので、取材力に魅力を感じたのであれば『奪取』以前の作品を全部読んでみてもいいかも。(ディック・フランシスが好きならなおおすすめ) 『奪取』よりあとは玉石混交の印象です。『ダイスをころがせ!』はもう少し評価されても良かったと思いますが。

それと、『奇跡の人』はかなり『最愛』に近い作品なのでどちらか嫌いな方はもう一方を読まないように。これ忠告。

『最愛』のAmazonレビューを見ると、ファンだからこそがっかりしてる方が多いみたいなんだよなー。わかるだけにつらいです。泣きたいです。

映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い【ブルーレイ版】 [Blu-ray]最後に余談。ドラえもん監督の寺本幸代ファンである前に真保ファンとして断言する。新魔界大冒険の美夜子さんが魅力的なのは間違いなく寺本さんの功績。真保さんではあんな女の子描けない。ええもう、絶対に。

新魔界は私個人が寺本監督好きという理由で大プッシュしますが、真保ファンには合わないかもしれません。ちなみに真保さんは『新・宇宙開拓史』『人魚大海戦』でも脚本を担当しています。この2作も真保的な見どころはとくにございません。

ドラえもん ジャイアンシチュー/開店! 動物くんれん屋

2012/2/10 わさドラ ジャイアンシチュー/開店! 動物くんれん屋 の感想です。

昔のTweetがRTされていたらしく気づいたんですが、フレドリック・ブラウン『スポンサーから一言』って絶版になっていたんですね。"And the Gods Laughed"(かくて神々は笑いき)はKindle版も無いようだし、ここは新訳のターン!

だって短編集担当の小西宏と中村保男訳いまいちなんだもん。とくに某氏はJ.G.バラード『結晶世界』でもうこりた。翻訳メソッドが固まってない昔の訳だし……と我慢して最後まで読んだら訳者あとがきまで悪文なんだぜ!

古典はこういう罠があるから、初心者にはあまりすすめたくない。古典って名作のイメージが強いから(現に名作だから残ってるんだろうけど)、しょっぱなから合わないと「名作が合わないなら自分には○○(読書とか海外文学とかSFとか)向いてない!」って広げて解釈しかねないし。すすめるならミーハーに。

そんな私は数か月前から売れずにひとりでさびしそうだったJ.G.バラード『殺す』を本日サルベージ。創元なのに、630円とお手頃価格でございます。1ページあたりのコストなんてきにしません。きにします。

それとF.ブラウンは短編のいくつかが無料で見られます。ショートショートなら英語が得意でなくとも大丈夫かと。Fredric Brown:Project Gutenberg

ジャイアンシチュー(原作:13巻)
脚本 藤本信行/絵コンテ 高橋渉/演出 今井一暁/作画監督 をがわいちろを


これは新年早々、今年いちばんの名作になりそうな予感。ひさびさに完璧に満足した。眠気に耐えてリアルタイムで見ればよかったな。ちぇっ。

コンテは高橋さん。「のび太の夢物語」担当を考えると納得です。あいかわらずホラーのつくりがうまい。ジャイアンの話を聞いて左右に歪む絵、あやしい雲行き、不気味に笑うスネ夫にドアを開けると現れるジャイアン、そしてスパイスをかけた物を食べる姿もまた壊れてる。

こええよ!!! じつは私ホラー苦手なんだよ(泣

そもそも今回作画が劇場版っぽいというか、歪んで見えるような? それが恐怖をあおる演出に一役買ってる。作画もがんばった!

ついでにいうと音楽がほとんど新魔界の使いまわしなので劇場版の印象がさらに強い。新魔界も紫のカラーが多かったし。ぜんぜん違う話でスタッフも寺本さんじゃないのに、この話なぜか私の頭の中では新魔界の印象しかない……。そうだ新魔界の前半コンテは高橋さんがやればよかったんや!

「ジャイアンシチュー」は原作があってそのキレ方に定評があり。しかし原作の魅力はシチューの中身や洗脳よりもセリフまわしにあるのでは。

・「(ママの料理を)たべるといのちにかかわるんだよ!」
・「うまいかおいしいかどっちだ?」→「すごい!」

このへんのテンポは原作のほうが好きですね。

あれ、ジャイ子の声チェンジ? エモドランのひとか。似ていたから普通に気づかなかった。それはともかく、ジャイ子はなんか以前、おいしいカレーをつくったのにジャイアンの料理イメージのせいでひどい目に遭ってたような気がする!(2010/12/3「恐怖のジャイ子カレー」)

アニメで視覚的グロを受けたあと原作を調べようと思って検索したら気味悪い文章が大量に出てきました。画像が直接出てこなかったのは幸いではあるが、精神的グロやめて!

開店! 動物くんれん屋(原作:プラス4巻 動物くんれん屋)
脚本 清水東/絵コンテ・演出 今井一暁/作画監督 三輪修


大長編で有名な桃太郎印のきびだんごの初出ってこれだっけか。きびだんごがちらっと出てきた「宇宙ターザン」と同時期のようだけども。結構メジャーな印象のある道具なのに初出がマイナーな話ってありますよね。グルメテーブルかけとか。

原作に登場するナマ子が強く頭の中に残っていたのはなぜなのか。ドラの一発キャラなんてめずらしくもないのだが、なんか浮いている。

そのせいなのか今回ナマ子はジャイアンに差し替えられておりました。かわいそうなナマ子……。まあ、皿を割るムクがかわいかったのと、普段のジャイ母ちゃんからは考えられない姿が見られたから全然OK。

アニメオリジナルでねずみとりの現場にドラを遭遇させたのにうけた。あれは怖すぎるだろう! ドラにとっては大量のゴキブリがこっちに向かって飛んできたようなものと考えると気絶ものだ。ご愁傷様。

ラストは人間までも操られるというよりも、凶暴な母ちゃんまでもがてなずけることができる! と考えたほうが楽しいかも。

次回2/17の放送は「あったか~い雪合戦」「スネ夫が剛田商店でアルバイト」です。
あったかい雪です。……あったかい雪!?

ドラえもん 鬼は外ビーンズ/しずかちゃんさようなら

2012/2/3 わさドラ 鬼は外ビーンズ/しずかちゃんさようなら の感想です。

噂をしていたらちゃんと逆転裁判5出るんだね。無かったことにされてなかったんだ。

でも、逆転シリーズの売上はだんだん落ちているみたいなので、キャラやシステムを心機一転して新たなファンを取り込まないとダメなんじゃないかなあ。

私の好きなinfinityシリーズにしても12RIVEN、code_18とズルズル質が落ちてるし、新潮Story Sellerシリーズなんかもー、うわーん。

なんだかんだでシリーズで1作ごとに新たな魅力を提示できるファイナルファンタジーシリーズや劇場版ドラやその他シリーズものは本当にすごい。つづいてるのがあたりまえ、質が良くてあたりまえなんて大きな誤解。

直接ドラアニメを創ったり原作本編集したりしてる人には当然感謝の気持ちがあるけど、それ以上にドラえもんのためにお金を会社からぶんどるというシビアな仕事してる人には頭が上がらない。小学館赤字大丈夫!?

まあ、ドラってそこまでしてつづけなきゃならないの? 子どものためなら新しいオリジナルアニメ創るのじゃダメなの? という疑問も無いわけではないけど。私も児童文芸をもっと勉強しないとね。理論社、ポプラ社大丈夫!? というか理論社どうなった。

なんか岩波の縁故採用といい、出版社関係の話題が多いな。岩波よりもまず、「私はいかにしてミステリ・マニアとなりしか」という作文を課す東京創元社は採用を生粋のミステリマニアに限っておりたいへん不平等だと思われるので一度訴えられるべき。

鬼は外ビーンズ(原作:全集15巻)
脚本 大野木寛/絵コンテ・演出 鈴木孝義/作画監督 嶋津郁雄


ああ節分スペシャルね。先週の時点で気づいていなかった。

鬼は外ビーンズって全集読んでないのにどこかで見たと思ったら『ぼくドラえもん』の未収録冊子か! あと新魔界にも同じ使い方で出てたね。外に放りだされるネズミが気の毒であった。とくに新魔界はネズミさんの問題でいろいろアレ。

もっとも、ふすまをあけるだけの力があるネズミはこわい。たしかにこわい。が、そもそもネズミってそんなにでてくるものなのでしょうか? えっと練馬区にはGさんはとりあえずいるんですよね。ネズミさんもいるの? 私の実家ではネズミさん天井裏に住みついてたりしたけど少数派?

鬼は外ビーンズ、屋内から屋外へ追い出す道具と決められているならまあいい。でもビンの中の物を取り出せるあたりそういう道具じゃないよね。まず私は内外の基準がどうやって決められているのかをききたい。

つまりは、練馬区からでていけ、東京からでていけ、日本から(ry、地球から(ry、なんかもできるんじゃないかと。重要なときに応用きかない道具だな!

まあ、せっかく節分とかぶったのだから「服は内」オチもおあとがよろしいようで。いくら仲が良いともだちといってもいたずらはほどほどに。

しずかちゃんさようなら(原作:32巻 しずちゃんさようなら 2005/7/8作品をリメイク)
脚本 相内美生/絵コンテ 善聡一郎/演出 鈴木孝義/作画監督 嶋津郁雄


普段「しずかちゃん」と呼んでも違和感ないのに、「しずちゃんさようなら」や「魔女っ子しずちゃん」のようにサブタイがかかわると途端に違和感をおぼえるのは私だけなのでしょうか。(原作が「しずちゃん」・アニメが「しずかちゃん」)

いや、本来は私自身「しずちゃん」派なんですが、通じないことが多いので「しずかちゃん」と言っています。

ここにいらっしゃる方がどれくらい原作かつわさドラ初期読みかわからないのでいちおう解説。わさドラ初期にも放送したこの作品ですが、たしか当時あまり評判がよろしくなくて。

というのも、しずかちゃんがのび太のもとに駆け付ける理由が「自殺」ではなく「家出」という誤解だったこと。原作ではムシスカンは薬(服毒自殺を図ったとしずかちゃんが誤解する)なのにアニメでは体にかけるタイプになったことの2点が理由です。

で、今作ではきちんと「自殺」をほのめかす表現になっておりました。えらい! やっぱり家出程度だと切迫感つたわらないよね。のび太すぐ家出するし

一方でムシスカンにかんしてはそのまま。薬の自主規制って最近は緩くなったんじゃなかったっけ? 他の話に薬が出ていたような。吐かせるのが問題なのかな。

このままだと気分が悪くなるという理由がわけわからないので、かけすぎると副作用で自分にも影響をおよぼすというくらいの説明をはさんでほしかったところ。

解説はここまでにして。この話ってこんなにゲラゲラ笑える話だったっけか!? のび太の真剣さとドラの冷静さとしずかちゃんの誤解が合わさりなんかおかしなことに。

しかも吹雪の中ボロを着て歩くイメージ映像や唐草模様のふろしきのように微妙に古くズレたところがまた笑いを誘う。これ意図的なギャグなんですか?

しかも「そうだ、きらわれればいいんだ」のシーンで「撃たないで、リルル、ぼくの心を聴いて!」のテーマが流れてなぜか爆笑してしまった。

いや、のび太の気持ちはかなりわかるんだよね。子どものときはくだらないことにかなり真剣になる。そして大人になって思い出したときに赤面する。これ鉄則。そういうわけでくだらないと笑いながらもそのあとちゃんと付き合ってくれるドラちゃんはとても大人。

……ではあるが。ムシスカンの使用はさすがに止めてあげてください! というかわたさないで。

そういうわけでドラちゃんやっぱりひどかった。見るべきはドラよりもしずかちゃんの優しさだよねえ。しずかちゃんだけでなく出木杉やスネジャイのそれも心に残る。とくに、ようすがおかしいと見て声をかける出木杉はほんとうに良いやつ!

映画主題歌紹介
絵コンテ・演出 善聡一郎/作画監督・原画 三輪修


主題歌はもちろん、作品全体としても「命のリレー」がかかわる話なのかな? それに絶滅動物や生き残った動物の進化などがからむ? むずかしそうなテーマですががんばってください!

あ、前回ちょっと話したけど、逆転裁判の劣化パクリの検事1をつくった山崎ディレクターが検事2でとんでもない成長を遂げたんだから、ドラの楠葉監督にももちろん期待してますよ。ええ当然じゃないですか!

そういえば善さんは劇場版の監督なさらないんですかね。大山ドラのときはたまに演出やっていらっしゃったのに。

次回2/10の放送は「ジャイアンシチュー」「開店! 動物くんれん屋」です。
こ、これは……コメントはひかえさせていただきます。

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