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ドラえもん かべ紙の中で新年会/もしもボックス/のび左エ門の秘宝/のび太の恐竜2006

2011/1/3 わさドラ かべ紙の中で新年会/もしもボックス/のび左エ門の秘宝/のび太の恐竜2006 の感想です。

朝6時ちゃんと起きました。昨夜7時ごろに寝ちゃったので当然ですが。なんだか昔を思い出す。そのころ私の地域はテレビ朝日が来てなかったので、朝5時か6時ごろに起きて他局のドラを見てました。子どもは朝早くても見るもの。

しかし、TVチューナーがおかしくなってドラが録画できない夢もセットで見ました。最悪です。去年録画ミスせずに頑張ってくれた、私のピクセラ『PIX-DT090-PE0』になんて失礼な。今回もばっちり撮れたよ。

かべ紙の中で新年会(原作:9巻 本放送:2006/1/13)
脚本 早川正/絵コンテ 前田康成/演出 宮本幸裕/作画監督 嶋津郁雄


これが一番おもしろかったのが意外。このころは原作そのままでつまらなかったイメージがあったんだけど、これは過去作品見返す価値があるかな。

スタッフに懐かしいお名前が並んでるなぁ……。大原さんと木村さんもこのころは下手。前のび太の小原さんにも言えるけど、初期の大原のび太はなんか女の子。私はいまの大原さんの声が好きです。木村さんは……正直どうもわざとらしい感じがしていまも好きじゃないんだよなー。

この話、まずママがいい。しょっぱなから笑顔のアップで、町内突破大作戦なんかが記憶に新しい私としては怖い怖い。お客さんが帰ったあとに笑顔を崩して、宴会の片づけをするママ。うん、面倒だよね。まあ、パパもお客さんを送るのは面倒なのかもしれないけど。

そのあとのび太が「新年会やっていい?」と空気読まないところがGood. でも、のび太の気持ちもわかりすぎる。子どものときって、まあとりあえずおやつを買うお金があればいいやで、それ以外のこと考えないんだよね。

で、それを断るママ。大人になったいまでは、ママのイライラな気持ちすごく伝わってくる。しかもここまで人数いると世話するの無理でしょ。この一連の流れがリアルすぎる。この部分だけで原作超えてるじゃん! ということでやっぱりわさドラはママでできている。

ママはオチでも原作以上に大活躍! かべ紙が巻き取られて空間が歪むとかそれなんてSF! しかし、トイレはもはやホラーだと思う。スネ夫は忘れ去られるわ、二重の意味でお気の毒でした。

もしもボックス(原作:11巻 本放送:2007/1/12)
脚本 大野木寛/絵コンテ 鈴木孝義/演出 三宅綱太郎/作画監督 桜井このみ


もしもボックスは私の好きな道具。くだらない目的からできたお正月の遊びが無い世界から、一応まともな目的に見えるお金のいらない世界まで、すべてがシュールな話になるから。

そして、わさドラの場合は新魔界でも流れるあのテーマが流れ、上に付いたパーツがガッタン。そしてジリリリリリとなる演出が良いのだ。今回は初登場ということもあって、音楽は流れなかったしガッタンも地味だった。でも、私の中ではもしもボックスはこの一連がセット。そして勝手に盛り上がる。ん? これ私だけ? わさドラでかなり気に入っている演出のひとつだけど。いま、ここで世界が変わる! って感じがしていいじゃない。

しかし、お正月の遊びを誰もやったこと無いからぼくが一番できるはず! なのび太はとってもおめでたい。たこは浮かぶようにできてるから、浮かぶのは当たり前だし、はねつきなんてバトミントンみたいなものだから運動できるほうが勝つに決まってるではないか。

はねつきは落としたほうが勝ちとかいくらなんでもむちゃくちゃすぎるだろ! それが思いつくのび太は天才かもしれない。そして、つい打ち返しちゃうのよとさらにむちゃくちゃにしたF先生も天才。

のび左エ門の秘宝(原作:4巻 本放送:2009/1/9)
脚本 藤本信行/絵コンテ 鈴木孝義/演出 三宅綱太郎/作画監督 桜井このみ


レンタルDVDでなぜか寺本幸代コンテになってます。たぶんミス。

最初のくだらない展開がきっちりとオチに繋がっている優れた話だと思います。しかも今回のアニメだと、現在でも過去でも、きっちりいつもの皆から怒られてる安心感。

中盤がなんか「ドクロ島の秘宝」を思い出す展開だなー。ドクロ島は美術がとても綺麗でその雰囲気に浸っているだけでもよかったんだけど、のび左エ門は無難すぎてあまり見どころがないような。

この話は最初の5分間の皆で宝探しが一番おもしろいと思う! 今年は「いまお年玉とか、正月から何日経ってると思ってるんだ!」が少し合わないのが残念。本放送のときは9日が最初の放送で、この展開自体が凝ってたからねー。

だがしかし。もうひとつ大事な見どころが最後の最後にあった。「もうゆるさない!」というかかずさんの本気。しかも目まで本気! 怖いよ! マジで怖いよ! これが見られたからあとはもうどうでもいいや。

ママと違ってしずかちゃんはあまり怒りモードが無い。ママの笑顔みたいにもっと間接的に迫ってくる演出を「しずかちゃんの心の秘密」のラストみたいな状況に当てはめてみたらみたらかなり怖そう。もっとも、しずかちゃんの本質は怒らずにさくっとひどいことを言うことかもしれないから、そもそも怒りモードは別にいらないのかも。「安心しなさいぼくがついてる」「だから心配なのよ」

どうでもいいけど、代官に頼らず自分たちで助ける! って少年マンガとしては正しくても、現実世界の対処としては適切ではないよなとちょっと思ってしまった自分。

鉄人兵団予告
予想してないでもなかったが、最新映像って前と同じ予告かよ! 起きた意味Nothing. でもせっかくなので予告に突っ込み入れておく。

「我々ロボットが全宇宙を支配するのだ!」ってちょっとおかしい。鉄人兵団って「人間は下等な生物だから奴隷にしてもよい。人間もそのほうがいいはずだ(←そこまでは言ってないけど)」という思い込みを否定する話のはず。人間の歴史で言うと「黒人は下等人種だから~」という差別の否定。でも、この予告だと単なる悪役じゃない。

良いところもちゃんとあるよ。のび太が(次元震から?)ピッポを助けるシーンが一瞬入ってる。しずか⇔リルルとのび太⇔ピッポの2つが鉄人兵団サイドに影響を与えるのかも? しかもこの2つのペアどうしも互いに影響を与えあった(つまりリルしず⇔のびピポ)ら……勝手にワクワクしてきた!

のび太の恐竜2006
監督 渡辺歩/脚本 渡辺歩・楠葉宏三/絵コンテ 渡辺歩/演出 宮下新平/作画監督 小西賢一


全体的な感想としては映像が美しいー、綺麗ー! くらいしか言うことが無いので(すごい褒めてます)、一部で問題になっているらしいオチの部分を取り上げてみる。具体的に言うと、日本まで歩いて帰るところ。

この作品のテーマは、のび太たちの成長と私は受け取ったので、歩いて帰ること自体は別に悪いことではないかと。

歩いて帰っていない原作が成長を描けていないのかというとそうでもなく。ピー助は絶対守る! と決断したうえで(偶然があったとはいえ)恐竜ハンターたちを倒した時点で成長は達成されている(→タイム・パトロールは単なる後始末)ので、原作はあれで問題無いと思います。

そのあと、成長したのび太たちが歩いて帰れるのは、話の流れとして必然なわけで。そこを追加するのもまた問題無いかと。

……ただ。やっぱり「道具が全部流れちゃった」状況で歩いて帰るのはやっぱり無茶じゃないかなぁ。渡辺さんは道具で解決するのはお嫌いなようで。

たしかに、機械で解決できない問題なんて世の中いっぱいあります。しかし、機械で解決できるものは機械で解決したほうが早いわけで。使えるものは何でも使えな私の思想としては相容れないものが……。そういう意味ではブリキの迷宮の「機械にばかり頼るな」というテーマも嫌いなんですけどね。

あと微妙だったのはティラノサウルスを顔芸で挑発するところかな。シリアスなシーンが台無し。ハマる方にはこういう渡辺ギャグはハマるんでしょうけど、私には絶対無理なのです。(ゆうれい城にひっこし……)

まあ、ここが嫌いなのは、私の大好きなシーンがカットされたという私怨が入ってまして。「こいつめ! こいつめ! しずちゃんをはなせ!!」と泣きながらティラノサウルスのしっぽを殴るという、のび太が最高にかっこいいシーンを省くとは何事かと。ここにこだわりあるの、私だけですか。そうですか。

とまあなんかネガティブな感想になってしまいましたが、ここしか突っ込むところが無いの! 渡辺さんはそれ以外良すぎるの! 凄い作画や美術を持ってきて、それを寺本さんにバトンタッチしたというのも賞賛されるべきだと思います。これが無ければいまの映画ドラはなかったよ。

ということで今年もわさドラ大好き。以上。

次回1/14の放送は「空飛ぶ!野比家のコタツ」「強~いイシ」です。
とっても楽しそうです。主にコタツが。
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