Entries

CLAMP『ちょびっツ』

あなたはヒトでないものを愛せますか? ヒトそっくりのロボットを愛せますか? ロボットの「心」は所詮プログラムかもしれない。それでも愛せますか?

My Merry Mayの感想? 違います。『ちょびっツ』の感想です。

ちょびっツ 1 (ヤングマガジンコミックス)ということで、My Merry Mayの元ネタの可能性があると聞いて久しぶりにマンガを読んだ。

うん。これは間違いなく元ネタのひとつだ。(まさか「かわいいね」もパクリだったなんて……)

このマンガの舞台は、人型「パソコン」が普通に存在し、受け入れられている世界。彼らはヒトの社会に溶け込み、ヒトと行動を共にしている。しかし、彼らはあくまで「パソコン」 その思考はそれは「マスター」がインストールしたプログラムでしかない。結局のところ、彼らが「自由」に行動することはないのだと。

そんな世界で、主人公はゴミとして捨てられていたパソコン「ちぃ」を見つける。なぜかOS無しで作動した彼女。まさか、ちぃは自分で考えて自分で行動するという伝説のパソコン「Chobits」ではないか!?

古典的ですが「ロボットに心はあるか?」がテーマのひとつでしょう。しかし、他にも多くのテーマが盛り込まれていると感じました。「心の無いものを愛せるか?」「ロボットに夢中になるっていいことか?」「ロボットに死んだ人間の記憶データを入れ、その人間の代わりにすることはできるか?」などなど。ってこれまんまMy Merry Mayじゃん!

私が気に入ったのは心どうのよりも、人間がパソコンばかりに夢中になって人間を愛せなくなっているのではという場面。パソコンは自分の言うことを聞いてくれる都合の良い存在。一緒にいて楽しいことは間違いない。でも、それでいいのかという問いはかなり考えさせられるものがありました。

人型「パソコン」となると現実感湧きませんが、いわゆる二次元萌えなんかにも通じると思ったり。アニメの女の子って非常に理想化されたキャラクターが多いように感じます。彼女たちにのめりこんで「三次元には興味ありません!」なんて言っていていいのでしょうか? と。

ってこれやっぱりマイメリですね。

結論:マイメリファンはリスペクトの念をこめて読め。

My Marry May with be(限定版)
My Marry May with be(限定版)ちなみに魂・心の解釈はマイメリとは少し違うかもしれません。Maybeトゥルーみたいなのを期待していると「えー!」ってなるかも。しかし、非常に私好みのオチではありました。割とマイメリの西川さん寄り。

できれば『ちょびっツ』ファンの皆さんも、PS2, PSPゲームの『My Merry May with be』をお願いいたします。

『ちょびっツ』 上で挙げたテーマのすべてを処理しきれたとは言えませんが、なかなかの佳作です。ヒトの造りしもの、の話が好きな方におすすめ。もちろんマイメリファン以外の方もどうぞ!
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://iandmeandwho.blog107.fc2.com/tb.php/110-bab9dc44

※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

トラックバック

Appendix

プロフィール

shui

Author:shui

Twitter:@shuijiao4

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
プロフィール画像:©SozaiRoom

ユーザータグ

検索フォーム

QRコード

QRコード