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瀬名秀明『BRAIN VALLEY』

BRAIN VALLEY〈上〉 (新潮文庫)ひとつ瀬名秀明さんに謝らなきゃいけないことができました。

瀬名さん、前にネガティブな言及してごめん! 『BRAIN VALLEY』ものすんごくおもしろかった! 単独エントリあげるので許してください。

私にこの話を説明するのは無理。脳を突きつめていって神とか臨死体験とかUFOとかその他もろもろに理屈を付ける不思議な話。正直よくわかんない。わかんないけど後半のパワーは圧巻としか言いようがない。凄いよこれ。笑うところじゃないのに、思わず笑っちゃったもん。

コニー・ウィリス『航路』で臨死体験に興味を持った方にもおすすめ。NDEという言葉が出てきたときにはちょっとニヤリ。:『航路』感想

ただ、ウィリスは小説でしかできないことを小説でやったのに対し、瀬名秀明は小説の皮をかぶった科学ノンフィクション風なのでウィリスの作風そのものが好みの方は回避したほうが無難かも。

特に前半は説明が多くて挫折する方も多いと思います。ってこれウィリスにも当てはまりますね。『航路』も前半で長々とした無駄な話を聞かされ挫折した方いるのでは。そのようにした意味はちゃんとあるんだけど、やっぱりキツいよね。

もっとも、私は『航路』『BRAIN VALLEY』ともに前半から好きですが。もしかして少数派?

瀬名さんは『八月の図書館』から作風が変わったのかー。

「パラサイト・イヴ」で手に取り、「BRAIN VALLEY」で興奮し、「八月の図書館」で失望した人はけっこういると思うんですが、私もその口です。
つぐみとひばり / 瀬名秀明 - 誰が得するんだよこの書評

どうやら私もこのタイプらしい。イーガンは「ぼくになることを」派だし。

あれ? 瀬名さんTwitterやめた? ……まあ、瀬名さんにTwitterは向いてなかったと思うんだ。だってこのひと真面目すぎるんだもの。

そもそも、作家のTwitterは感情がTwitterのほうに流れていきそうで心配だ。現実を変えるのはいつでもリアルに繋がるものにしかないので、想いはリアルに流通する作品にぶつけちゃってくださいな。ネットは単なる遊びです。

よし私いいこと言ったにちがいない!

メールやネットで"気"を吐き出しすぎると、それで文字通り気が済んでしまってせっかくの才能を浪費する結果になりかねません。どんなことでも、思いの丈は作品のために取っておくべきです。
『ミステリーの書き方』, p14, 執筆:福井春敏

……。

うわーん。すでに書かれてた。
タグ: 本・SF
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