Entries

『9時間9人9の扉』担当はイシイジロウ&打越鋼太郎!

極限脱出 9時間9人9の扉クローズドサークルもののサスペンスAVGでなかなかの良作。AVGファンはやるべき。

ただし、打越(シナリオライター)作品初プレイの方は、最初から最後までかっちりとした本格ミステリーになるわけではなく、最終的にトンデモSF理論になることは覚悟でやったほうがいいです。つまり、いつもの打越さんであります。

そういうわけで、私のようにuchikoshi節に染まったひとからすれば、またかっ! となるのもまた事実。

設定自体はEver17に近い。でも、私はこの作品は12Rivenに近いと思う。というか12Rivenの欠点である棒読みで修飾過多な文章と矛盾だらけの力押し設定が全然直ってないではないかっ! 結局12Rivenでトラックをどうやって投げたんだと。

12Rivenの説明お姉さん(=マイナ)に疲れた方は回避したほうがいいです。あいもかわらずいろんなトンデモ仮説を登場人物が脈絡なく教科書を読みあげるように語りだしますので。(これが文章棒読み)

加えて12Rivenのやたらテンポの悪い文章も健在なので、こちらも気にいらなかった方は回避で。同じ表現の繰り返しも目立った。「のぼる、のぼる、のぼっていく――」のような表現、終盤で3回くらい見たよ。

ちなみにQ'tron長井さんもシナリオ協力してますが、Qっぽさは無いです。Remember11のような文章がたくさんあったので、文章もたぶん全部打越さん。

999やって70%くらい確信もったけど、R11のこころ編は打越さんあまり書いてないと思う。こころ編のライターはもっと褒められていい。R11の緊張感はこころ編にあり。

と、欠点が目立つ999ですが、ミステリー&サスペンス部分はいけます。たしかに文章のテンポの悪さがありますが、展開自体はハラハラもの。皆殺しエンドやR11のごめんねエンド(っぽい)のもあります。

それと最終的にはトンデモSFになるとは言いましたが、その前の「犯人」当てはきちんとしたミステリーですので、問題なし。ここは12Rivenよりもかなり成長してる。あと12Rivenで気になった円周率クイズのような面倒なだけの選択肢も無くなったのはGood。

そういうわけで、だらだらした文章をないことにすれば終盤の謎解きに入るまではかなり楽しめるかと。若干スリルが加わった12Rivenという評価が一番しっくりくる気がする。ただ、R11ほどでもないので私の評価は
Remember11>Ever17>9時間9人9の扉>12Riven>Never7 の順かな。(R11はオチが無いので人に薦めるならEver17のほうが上)

そもそも、自己の他作品と比べやすい作品を出すというのは作家としてどーなのか。過去作品とたいして変わっていないということですぞ。そろそろ打越さんはinfinityシリーズの「仕掛け」に頼らない作品を書いてもいいんじゃないかと思う。(でも、それだと文章下手なのはつらいな)

しかし、なんだかんだいって続編の善人シボウデスを結構楽しみにしている私。善人シボウデスのキャラ名がΣとφってまたギリシアネタか。Ωとμネタを前にも見ている私からすればバレバレですよん。



トレイラーのラストの声優さんがちびまるこちゃんに聞こえるんですけど。もしかしてあの不気味なかわいいウサギでもやるんでしょうか。

999の発売元のスパイクはダンガンロンパ(音注意)で不気味なキュートなクマにドラえもん当ててましたが。

そして、同じくチュンソフトの新作『真かまいたちの夜』ライターに小林泰三と田中哲弥。ちなみにかまいたち2のライターは田中啓文と牧野修。誰得。SF好き得。しかし私はグロ苦手。

ちなみに、999は若干グロありです。爆死した死体の描写文があるので、想像力のある方は避けたほうがいいかも。ただし、絵としては壁や床に血が飛び散っているようすを描く程度で、ひどい死体は描かれませんのでその点はご安心を。

たとえるなら、R11の事故現場やスフィア全滅エンド(正確には「内海計画実行エンド」)の文章が大丈夫であればたぶん問題なさそう。それに精神的な怖さはR11のほうがずっと上ですのでR11がOKで血が飛び散った絵に耐性あれば大丈夫。

追記:善人シボウデスクリアしました。『善人シボウデス』感想
タグ: Qtron
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://iandmeandwho.blog107.fc2.com/tb.php/169-b6159bad

※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

トラックバック

Appendix

プロフィール

shui

Author:shui

Twitter:@shuijiao4

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
プロフィール画像:©SozaiRoom

ユーザータグ

検索フォーム

QRコード

QRコード