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逆転検事&逆転検事2 NEW Best Price! 2000

ミステリマガジン 2012年 03月号 [雑誌]今月のミステリマガジンが逆転裁判特集、巧舟・山崎剛インタビュー付きだとっ……!

逆転裁判シリーズがミステリかどうかはこのさい置いておくとして、アントニイ・バークリーと高殿円も収録。やばい普段小説雑誌買わないけどこれはちょっとほしい。

クリスティー全集・ミレニアムの電子化といい、最近のハヤカワミステリ担当者は私になにか恨みでもあるとしか思えない。SFだけで手いっぱいな私の時間とお金をさらに奪う気だ!

まあ逆転裁判に関しては2/11の映画公開とのからみもあると思われる。そしてその勢いが加わり、一年経たずに逆転検事2がベスト版落ち。そこでこっそり逆転検事シリーズのレビュー。あ、裁判1~3はおもしろいからやってね。4は……うーん、2話までなら……。

逆転検事 NEW Best Price ! 2000で、ぶっちゃけ逆転検事1はキャラゲーでファンアイテムなので、「成歩堂シリーズのキャラがまた動くのがどうしても見たい!」というファンにしかおすすめしません。成歩堂シリーズのネタも大量にあります。あざといくらいに。

しかし、逆転検事1はテキストテンポが非常に悪い。セリフが練りこまれていなくて無駄なコメントも多いです。なので、盛り上がるはずの対決(尋問)パートもゆさぶってもあまり効果がなく単調にすすみます。(このへんは16文字×2行?で無駄のないセリフを書ける巧舟がすごいともいえる)

それと構成の下手さが目立った。5つの話が全部つながるように見せかけて全然つながっていない! 検事1って基本悪の組織があって、都合の悪い存在があらわれたからそいつ消しましたという事件しかないに等しい。しかもだいたい一話かぎりで被害者も犯人も退場。そんなのつながってるとはいわない。

もっとも、第4話~第5話ラスボス前くらいはキャラもよかったしハラハラする展開もあった。このテンションを最初から保っていられれば変わったかもなあと思わざるをえない作品でした。

逆転検事2 NEW Best Price!2000そして続編でまさかそれがかなうとは思わなかった。これ書いた人ほんとうに検事1と同一人物なのか疑いたくなるレベルで出来がよくなってる。

セリフのテンポが改善されたのはうれしいんだが、なにより構成がすげぇ! 逆転裁判シリーズにおいてトップクラス。

検事2ではある「テーマ」が設定されていて、それが最初から最後まで一本につながるタイプの物語。これは裁判シリーズにはほとんどなかったもの。

この「テーマ」は個人と個人の関係をあらわすものだから、キャラクターを生かさなければならない。これがほんとーにうまかった。ひとりひとりが役割を背負っていて、テーマとしての伏線を消化していく。

検事1に登場するオリジナルキャラはテキトーに出した感が否めなかったけど、検事2はいなければ作品自体が成立しないキャラが多い。当然、キャラも立っている。これは構成の勝利。

他のレビューを読んでると、ミステリとしての5話構成を褒める声が多い印象なんだけど、私はテーマ構成の凄さに感動した。裁判シリーズではミステリの構成にこだわっている印象だったから、よけいに。裁判シリーズとそういう差別化で来たかっ、と。

裁判シリーズの魅力のひとつだった楽しい掛け合いは……検事シリーズには無いです。はい、無いです。でも、これは巧さんがいないからしょうがないのであって。それと引き換えに新たな魅力が検事2で生まれたといっていいと思う。検事1がつまらなく思った方は2やれ。ぜひやれ。

検事2がすばらしいからこそ、検事1に文句を言いたくなるんだって。1に登場するオリジナルキャラが2にも登場するので、やはり1はプレイしたほうが無難かと思います。まあ1も期待しすぎなければ普通に遊べるAVGですよ。それはまちがいない。

関連記事:逆転裁判2「再会、そして逆転」を英語でplay
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