Entries

ドラえもん ジャイアンシチュー/開店! 動物くんれん屋

2012/2/10 わさドラ ジャイアンシチュー/開店! 動物くんれん屋 の感想です。

昔のTweetがRTされていたらしく気づいたんですが、フレドリック・ブラウン『スポンサーから一言』って絶版になっていたんですね。"And the Gods Laughed"(かくて神々は笑いき)はKindle版も無いようだし、ここは新訳のターン!

だって短編集担当の小西宏と中村保男訳いまいちなんだもん。とくに某氏はJ.G.バラード『結晶世界』でもうこりた。翻訳メソッドが固まってない昔の訳だし……と我慢して最後まで読んだら訳者あとがきまで悪文なんだぜ!

古典はこういう罠があるから、初心者にはあまりすすめたくない。古典って名作のイメージが強いから(現に名作だから残ってるんだろうけど)、しょっぱなから合わないと「名作が合わないなら自分には○○(読書とか海外文学とかSFとか)向いてない!」って広げて解釈しかねないし。すすめるならミーハーに。

そんな私は数か月前から売れずにひとりでさびしそうだったJ.G.バラード『殺す』を本日サルベージ。創元なのに、630円とお手頃価格でございます。1ページあたりのコストなんてきにしません。きにします。

それとF.ブラウンは短編のいくつかが無料で見られます。ショートショートなら英語が得意でなくとも大丈夫かと。Fredric Brown:Project Gutenberg

ジャイアンシチュー(原作:13巻)
脚本 藤本信行/絵コンテ 高橋渉/演出 今井一暁/作画監督 をがわいちろを


これは新年早々、今年いちばんの名作になりそうな予感。ひさびさに完璧に満足した。眠気に耐えてリアルタイムで見ればよかったな。ちぇっ。

コンテは高橋さん。「のび太の夢物語」担当を考えると納得です。あいかわらずホラーのつくりがうまい。ジャイアンの話を聞いて左右に歪む絵、あやしい雲行き、不気味に笑うスネ夫にドアを開けると現れるジャイアン、そしてスパイスをかけた物を食べる姿もまた壊れてる。

こええよ!!! じつは私ホラー苦手なんだよ(泣

そもそも今回作画が劇場版っぽいというか、歪んで見えるような? それが恐怖をあおる演出に一役買ってる。作画もがんばった!

ついでにいうと音楽がほとんど新魔界の使いまわしなので劇場版の印象がさらに強い。新魔界も紫のカラーが多かったし。ぜんぜん違う話でスタッフも寺本さんじゃないのに、この話なぜか私の頭の中では新魔界の印象しかない……。そうだ新魔界の前半コンテは高橋さんがやればよかったんや!

「ジャイアンシチュー」は原作があってそのキレ方に定評があり。しかし原作の魅力はシチューの中身や洗脳よりもセリフまわしにあるのでは。

・「(ママの料理を)たべるといのちにかかわるんだよ!」
・「うまいかおいしいかどっちだ?」→「すごい!」

このへんのテンポは原作のほうが好きですね。

あれ、ジャイ子の声チェンジ? エモドランのひとか。似ていたから普通に気づかなかった。それはともかく、ジャイ子はなんか以前、おいしいカレーをつくったのにジャイアンの料理イメージのせいでひどい目に遭ってたような気がする!(2010/12/3「恐怖のジャイ子カレー」)

アニメで視覚的グロを受けたあと原作を調べようと思って検索したら気味悪い文章が大量に出てきました。画像が直接出てこなかったのは幸いではあるが、精神的グロやめて!

開店! 動物くんれん屋(原作:プラス4巻 動物くんれん屋)
脚本 清水東/絵コンテ・演出 今井一暁/作画監督 三輪修


大長編で有名な桃太郎印のきびだんごの初出ってこれだっけか。きびだんごがちらっと出てきた「宇宙ターザン」と同時期のようだけども。結構メジャーな印象のある道具なのに初出がマイナーな話ってありますよね。グルメテーブルかけとか。

原作に登場するナマ子が強く頭の中に残っていたのはなぜなのか。ドラの一発キャラなんてめずらしくもないのだが、なんか浮いている。

そのせいなのか今回ナマ子はジャイアンに差し替えられておりました。かわいそうなナマ子……。まあ、皿を割るムクがかわいかったのと、普段のジャイ母ちゃんからは考えられない姿が見られたから全然OK。

アニメオリジナルでねずみとりの現場にドラを遭遇させたのにうけた。あれは怖すぎるだろう! ドラにとっては大量のゴキブリがこっちに向かって飛んできたようなものと考えると気絶ものだ。ご愁傷様。

ラストは人間までも操られるというよりも、凶暴な母ちゃんまでもがてなずけることができる! と考えたほうが楽しいかも。

次回2/17の放送は「あったか~い雪合戦」「スネ夫が剛田商店でアルバイト」です。
あったかい雪です。……あったかい雪!?
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://iandmeandwho.blog107.fc2.com/tb.php/193-fdb3be97

※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

トラックバック

Appendix

プロフィール

shui

Author:shui

Twitter:@shuijiao4

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
プロフィール画像:©SozaiRoom

ユーザータグ

検索フォーム

QRコード

QRコード