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あなたは、ロボットです with My Merry May, After Rain

私は鉄人兵団ですばらしいと思った点が一つあります。

それは、リルルを最後まできちんとロボットとして扱い通した点です。

最後にリルルが消えていく際の言葉は「今度生まれかわったら……、天使のようなロボットに……」
です。

天使のような「ロボット」ですよロボット。
メカトピアのロボットにはない「複雑な心」を彼女は知りました。
きっとうらやましくも思ったんだと思います。

でも、「人間になりたい」なんて一言も言いませんでした。
ここが藤子F先生本当にわかっている。

私は思うのです。ロボットが人間になりたいだなんて思うのかと。
そんなの人間の傲慢じゃないかと。
ゆえに、アシモフ博士の「バイセンテニアル・マン」(映画『アンドリューNDR114』の原作)
の後半は好きじゃありません。


ロボットに対して、おまえは人間として扱うというのはロボットに対する差別です。
人間は人間、ロボットはロボット、それをきちんと認めたうえで共存というのは成り立つものだと思います。

ドラえもんの世界が、生まれ変わったメカトピアのロボットと地球の生物とが共存できるような社会になっているといいですね。


書ききれなかった部分を一点だけ。
いずれ実用化されるかもしれない量子コンピューターを使えば、「心」を再現できる可能性があるとかないとか。私は詳しくないので説明できません。興味のある方は調べてみてください。


最後に、もういちどお聞きします。
ロボットに、心はあったほうがいいと思いますか?


ということで鉄人兵団リメイク騒ぎへの便乗記事……ではなく、My Merry May のPSP移植が決まったときから、発売に合わせてぜひこれを書きたいと思っていたのです。
MMMは本当に私の価値観そのものをぶっ壊してくれたゲームでした。

MMMをプレイされた方なら、私が影響受けすぎということがおわかりになると思います。
リスペクトの気持ちを込めて、すべての題名に「with My Merry May」とつけさせていただきました。
ライターのQ'tron長井知佳さん、西川真音さん、本当に名作をありがとうございました!

あと、Memories Offの制作者の皆さま、勝手なことしてごめんなさい。


参考
「バイセンテニアル・マン」
『聖者の行進』(アイザック・アシモフ, 池央耿訳, 1979, 創元SF文庫)に収録。

私よりも前にドラえもんの心問題に触れている方がいらっしゃいました。こちらも参考に。
空気を読まない中杜カズサ http://d.hatena.ne.jp/nakakzs/20070424

(こちらのブログの「セワシには自我がない?~『物体瞬間移動機』は魂を殺すか」ってあのゲームみたいだと思ったらすでに指摘されていた。MMMファンならわかる方はそれなりにいるはず)


ドラえもんとMy Merry May 関連記事まとめ
ロボットに心はあると思いますか? with My Merry May
ロボットに心はあると思いますか? with My Merry May, again
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