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ドラえもん 子犬イチの国 キズナ編

2010/10/22 わさドラ 子犬イチの国 キズナ編 の感想です。

子犬イチの国 キズナ編(原作:22巻 のら犬「イチ」の国)
脚本 大野木寛/絵コンテ 腰繁男/演出 吉野芙紀/作画監督 嶋津郁雄


うーん。感動させようとする意図がすべっているような。BGMもちょっとしつこかった。前半のたった15分であそこまで感情移入させるのは無理でしょう。せっかく前後編で一時間やるんだからそのへんは後半の後半で強調したほうが良かったかと。上手い演出も後述するひとつくらいしかなかったし、今回は特に触れるところはないかな。別に悪いわけではないけど。

ペルム紀とかクラインの壺のアイディアはSFに強いと聞く大野木さんかな?(アイディアが大野木さんかどうかは知らないけど、友だちになってチョンマゲはいまだに記憶に新しい) ここは良かった。ただ、ペルム紀の解説は説明的すぎるのでもう少しさりげなく流してほしいところ。

逆に、ママにイチが見つかったときはセリフを使わない上手い演出だった。怒鳴ったりしないあたりがわさドラママ。キャラが固定されていて良い感じ。

ちなみにイチのデザインは原作の大きくてかっこいいほうが私は好き。でも普通に考えてあんな大きな犬捨てる人はそういないか。というか動物への餌づけは本当はやってはいけません。


・たしかに、地質学的な汚染によって年代測定をまちがってる可能性もあるね
……小学生は普通こんなこと言わない。出木杉くんならありだけど。にしてもきょうはやたら理屈っぽいセリフが多いな。

・動物語ヘッドホン
前から気になってるんですが人間と犬って言葉が通じる、すなわち価値観を同じくするものなのかなぁ。哺乳類で同じ系統の脳を持っているから話できるのかな?

いや宇宙人と話ができるほんやくこんにゃくがあるという時点でこれに突っ込むのは野暮だとはわかってるんですが。レム『ソラリス』、藤子SF短編だと「いけにえ」なんかで書かれているとおり、まったく進化の系統が異なった根本的な思考パターンが違う存在を理解するのは基本的に無理なはずなんですよ。

動物が喜んでいるように見えてもそれは人間主観でそう見えるだけで、本当は喜んでなんていないかもね。

動物の記憶がどうのという話だとどうしてもマイメリのこの話を思い出す。
「一匹の猫を三週間預かりました。楽しく過ごしたあと、その猫は元の飼い主に返され、猫はのちにその三週間のことなど忘れてしまいました。さて、その猫は、預けられた後と前でどう違うでしょう?」
……ドラのこの話で↑を例に出すのは間違ってるか!? まあこういう残酷な話もありますということで。動物が人間の処理できる価値観つまり「心」を持っていたとして、人間と触れあった動物は、人間のことをどう思っているのかな。えさをくれる都合のいい存在! としか思ってなかったりして。

なんでこんなにネガティブな感想なんだ私。いやいや犬は本当に喜んでますようん。だってそう考えたほうが幸せじゃない。私がだけど。

ということで希望編に続く。


ロボットクイズ2
演出 鈴木洋介/作画監督 丸山宏一/原画 矢吹英子


せっかくロボットを出すならこんなロボット的なロボットよりも石黒浩先生のロボット出してみたらどうでしょう。『ロボットとは何か――人の心を映す鏡』はおもしろいですよ。ロボットそのものよりも、人間そっくりのロボットに対面したときの人間の反応が興味深かった。
自分そっくりのコピーロボット開発に世界仰天!:Tech総研


来週10/29の放送は「子犬イチの国 希望編」です。
なんかワンニャン時空伝っぽい雰囲気。

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